ビザンチウム | Electronic Dolphin Eats Noise

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空論上の九龍城

ビザンチウム
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2013年10月 @ 西宮OS


やっぱ、ニール・ジョーダン、私的一等好きな映画監督の座を譲らなかった!

すげぇーわ。
まだこんなん撮れるのか!?

秘めた乙女心が滾る、血塗れの宿命劇。


ニール・ジョーダン監督で吸血鬼譚って事で『インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイア』との比較は逃れられないものの、あちらより遥かに映画好きの血が滾り、噴き出す。
『ビザンチウム』…何故二週間上映で終わる!?


しかし、返す返すも『ビザンチウム』が早々と上映終わってしまったのは残念・無念。

今のシアーシャ・ローナンを大きなスクリーンで
堪能出来る至福だよ!

『つぐない』『ラブリーボーン』『ハンナ』、そして『ビザンチウム』。
シアーシャ・ローナンのあの瞳にフィルムメーカー達は何を見たのか?


あの血の付いたハンカチ(?)を凝視するシーンのハラハラ具合は、『クロノス』でのトイレの名シーンを思い出したな。

あと、シアーシャの赤いフードが鮮烈に残る。

雨の中、外で待ってるボーイフレンドに会いに小走りするとこが猛烈に可愛い。


オーソドックスな手法を使いつつ、今を生きる吸血鬼譚を創造してるのが面白い。
が、そこに描かれるのは母と娘の確執、そして乙女の血の宿命、と言う普遍的なテーマであり…
この現代のシネコンで深い時空の歪みへと引き摺り込む真のダークファンタジー。