2009年12月、mixiでのレヴューの転載。
いや~むっちゃ面白かったのよ!
凄い映画だと思う。
もしかしたら、ひょっとしたら、10年も経てばこの作品は映画史に堂々とその名を刻んでるかもね!
横浜聡子監督の尋常では無い“イマジネーションの沸騰”は怪作『ジャーマン+雨』で嫌と言う程堪能済みでありますが、今回は更に高いハードルを易々と。
松山ケンイチ+麻生久美子なんてキャスティングは勿論大いなる期待を膨らませてくれる一方で、その才気が“サブカル”や“カルト”にコーティングされてしまい伝わり難くなってしまうのでは…なんて要らぬ心配でありましたね。
オープニングから全く変換不可能な津軽弁が怒涛の如し押し寄せて来たかと思えば、ケンイチ演じる陽人の常軌を逸した(かの様に見える)行動に翻弄され、更に更に物語は理解不能の展開で息つく暇も与えてくれない。
ただし、こっちを置き去りにしないのがこの監督。劇中の麻生久美子同様半ば強引に、しかし徐々にこっちから能動的に関ってしまいたくなるのであります。
しかし『ジャーマン+雨』もそうだったけど、思わず吹いちゃった後で冷や汗が滲む恐怖が忍び寄る演出が絶品!
陽人の脳内音響を再現したかの様な大友良英さんの音楽もヤバいっす!
