2014年8月15日 @ 立誠シネマ
初立誠シネマ。にして、
『この空の花』『野のなななのか』の二本立て。
そして大林宣彦監督のトークショー。
凄まじい体験の数珠繋ぎにクラックラ…
『この空の花』も『野のなななのか』もそれぞれ二回目なんだけど、これは続けて観る事でより際立つものあるな。
ここで一回目の感想。
➡︎『この空の花』
➡︎『野のなななのか』
『この空の花』の衝撃にぐちゃぐちゃに粉砕されてたとこに流し込まれる『野のなななのか』のイメージの奔流に劇場内迷子になるぞ!
『この空の花』は、しかし、改めて観ても奇跡的な完成度誇るなぁー。
あんなに無茶苦茶思いつくままに詰め込んでいるのに、破綻がない。
一気に書き上げたかの様な勢いあるのに粗さを感じさせないよね。
『野のなななのか』に至っては、“完成”や“完結”を鼻から放棄しているかの様なイメージの奔流。
ここんところ各所で見掛ける“イマジン”がこうも狂暴にスクリーンをバリバリ喰う作品を他に知らない。
しかし、まぁ、目に写る物総て撮り込むかの様な、そのアプローチの数々には改めて慄く。
そんで以って終映後の大林宣彦監督の魅惑(いや、蠱惑的ですらある)の語り口な至福の一時間。
あんな話、こんな話…
まだまだ聞きたいんやぁー!ってとこで、鮮やかに幕切れ。
トークショーで初めて知ったんだけど『この空の花』って、当初は松雪泰子さんではなくって鷲尾いさ子さんを主演に想定してたんだそうで、鷲尾さんが新潟出身なのもあって、久々の監督との仕事になるかもしれなかったんですね…
モノクロ版とカラー版で編集も音楽も違うと言う…しかも両方とも劇場公開してたんだよね。
『野のなななのか』に関しては監督が語る“常盤貴子の大林映画愛”が面白かったなぁ~!確りオチもあって(笑)。
常盤さん側からの20年越しのアプローチなんだね!
そして、この驚愕の二作へと至る監督の想い…
震災後の映画制作に向かう自身の根源的な変化。
デジタルな制作環境へと移行した事で手にした自由。
勿論変わらない部分もあった訳で。
ピカソのゲルニカを引き合いに出しての、この二作の特異さを自己分析してたのも面白かったけど、まだまだその可能性にワクワクしている様子が何より嬉しかった。
三作目の可能性も!?
あと山田洋次監督が大林監督のデジタル以降の作品を観て、凄く興味を持っていたってのにもドキドキ!
あとは相米慎二監督や、高林陽一監督との思い出話も…
そして、初めての立誠シネマ、ゆっくり見て回る時間はなかったんだけど、あれこそ浪漫ですよね。
そして、希望の軋みある。
この椅子、痛いな!
とは言わなかったけど(笑)。
流石に約六時間、あの席に座りっぱなしはハードでもあったけれど、その分体感は壮絶に増す!
えぇ、最前列ど真ん中で過ごしました(あの距離感堪らん!!!)。


