2012年7月、パルシネマさんで観た時の感想呟き纏め。
『グラン・ブルー』と『ランゴ』の共通点は・・・ワーグナーのワルキューレ???
『ランゴ』
おまけ気分だった『ランゴ』が無茶苦茶おもろくってお得感で満たされました!一回レンタルしてたけど、見ずに返してたのはお導きだな!
『ランゴ』は、もっと捻くれたアニメなのかなー?と思いきや、至極正統派で、しかも超ド級エンターティメントな西部劇でありました。声優ジョニー・デップだし、もっと日本でヒットしても良かったよね。
巻き込まれ+勘違い系からのヒーロー誕生譚として練りに練られた設定からの展開は一気に魅せてくれるし、どこか哲学的でさえある物語の奥行きを仄かに感じさせてくれるのも堪らない。
故郷は記憶以上に蒼かった…
四半世紀を越え、最新鋭の技術に拠って、より深く・深く・深く…僕らをあの青へと…
しかし、まぁ、『グラン・ブルー』は面白いわ。あの青!あの音!あの光!正直映画としては粗さや拙さが目に付くものの(ベッソンですから・・・)、そんなの掻き消す程の熱量と、それすら呑み込むあの海だ。
『グラン・ブルー』は、15年振りぐらいに観たけど、全然話忘れてたよ。もっとゆったりした作品だった記憶に反して、色んなエピソード満載でした。結構笑えるしね。エンゾのお母さんとか最高!あと日本人の潜水団とかあの時代特有の描かれ方だよね。
エンゾの豪快な様で繊細なキャラ造形と、ジャックのギリギリ人間として保ててる辺りの描写は、巧いとか通り越してるな。この頃のベッソン映画は言い訳とか甘えとかないから好き。
しかしエリック・セラの音楽は今となってはダサい(笑)。そこが良いんだけどね。
何にせよ、あのジャックの瞳と笑顔だよ。人として、あの残酷なまでのピュアさに猛烈に惹きつけられ嫉妬する。
そして、“戻る理由が見つからない”って想いには確かに時折襲われるのだ。
浪漫と狂気の紙一重は、スクリーン一枚分に迄、時に肉迫する。
そうそうトリアーの『ヨーロッパ』見てたら、ジャン=マルク・バールが溺れてて、トリアーの悪意を感じたぞ!
今日念願だったパルシネマさんに初めて行った訳だけれど、先ずあの長く愛されて来たであろう想いが沁み込んだ建物が素晴らしく、更にはスクリーンのデカさにも打たれた・・・
故に『グラン・ブルー』は映える!

