へんげ with 大拳銃 | Electronic Dolphin Eats Noise

Electronic Dolphin Eats Noise

空論上の九龍城

あの血飛沫!あの口!あの“へんげ”!そして終盤の・・・
『へんげ』の感動は今の“邦画観”を粉々に破壊する。
http://www.hen-ge.com/


今年のインディーズ邦画の勢いはどうした事でしょう。
まさかここまでの映画を生んでしまうとは!?

ある夫婦間の齟齬からのサイコ・サスペンス?かと思いきや、物語は二転・三転し、その都度規模は拡大。
オープニングのインディーズ特有のじっとりしたトーンはいよいよメジャー大作すら呑み込んでしまう程に巨大化してしまう。

リアリティ溢れるキャスト陣がまた素晴らしく、特に奇妙に強固な愛で繋がる夫婦を演じたお二方は特筆物。

伝統と進化を矛盾無く魅せるSFX+CGも良い塩梅。

物語の変化と抜群に共振する音楽も外せないな。
担当するのはDowserの長嶌寛幸さん。
禍々しい気配を一滴(一音)で室内に張り詰めさせてしまう手腕からしてもう彼だな~と。
エンディング曲とかさ・・・あれはもう・・・(笑)。

監督の大畑創さんはまだまだ長編も撮っていないキャリアでここまでの物創っちゃったのか・・・
同時上映された短編『大拳銃』も独特のフェティッシュ感覚と、ブレない語り口、そしてやるべき時にギアを全開にしちゃえる男気に溢れてて見応えたっぷりでした。
今後に大いに期待!!!