以前胃カメラの動画をYouTubeに上げたものです。
平均して年に3000名の方の胃カメラをしていますが、多分個人としては多い方の部類に入ると思います。
胃カメラを最初にしたのは20年以上前ですが、今でも少しずつ技術が向上しているのを感じます。
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人はそれぞれわずかに違うのでそれにうまく対応できるかで胃カメラの苦痛の度合いは決まってきます。
ゲーゲーしてしまう嘔吐反射の強い方や、鼻の狭い方、極端に怖がりの方・・・
最近特に感じるのですが、胃カメラをしている術者が冷静になって(意外にこれが時々難しいことがあるのですが)、受けている方の状態に速やかに反応することが大切なんですね。
喉を越える時と胃の出口を越える時に特に吐き気が来ますのでその時は極力丁寧に。
顔が上を向いてくると唾液が喉に流れ込んで苦しいので口先が下を向くように気を付けること。
挿入時も抜く時も加速度を付けないで連続的にスムーズに操作する。
胃カメラと鼻の角度が付き過ぎると痛みの原因となるので常にチェックすること。
胃カメラをしている時は医師は病変の見落としが無いように目を皿のようにして観察に没頭しますが、一方では上記の注意点にも気を配らなくてはなりません。
結構これは動体視力や注意深さを要求される作業なわけです。
1万人、2万人、3万人と胃カメラ検査の経験を積むごとに新たな発見があります。
何事も修行なんですね。