平成25年2月に保険でのピロリ菌除菌の適応が拡大され、慢性胃炎を内視鏡検査(胃カメラ)で確認しピロリ菌の感染があった場合は保険で除菌治療を受けることが可能になりました。
一生の間に男性の9名に1人、女性の17名に1人が胃がんに罹る事が分かっています。
小学生のうちにピロリ菌の有無を検査して除菌し、胃がんを根絶するという試みも検討されています。
多くの方は5歳までの子どもの頃に井戸水や便、感染者からピロリ菌に感染します。
ピロリ菌感染者は胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎になりやすく、胃がんの発症は約5倍になると考えられています。
これまで以下のような研究結果が報告されています。
・30代までに除菌をすると、ほぼ100%が、40代で除菌すると95%以上が、胃がんにならない。
・約1万5千人でピロリ菌感染の有無を調べ、10年間追跡した。その結果、感染していた人の3%が胃がんになり、感染していなかった人では1人もいなかった。
・除菌をすれば全体で胃がんの発生が3分の1になる
・日本人のピロリ菌感染者はおよそ全国で6000万人と推定されています
・喫煙者は5.8倍、喫煙しない感染者は6.9倍胃がんを発症し、ピロリ菌+たばこの場合は胃がんリスクは11倍になる
人間ドックで慢性胃炎を診断された場合は、ピロリ菌検査を是非お受け下さいますようお勧めいたします。
保険診療で行うと1500円ほどの負担です。