今月はイタリアワインフェアの開催しています

前回はイタリアの世界遺産のエトナをご紹介しましたが、イタリアには数多くの世界遺産がありますが今回は『世界一美しい海岸』と言われる『アマルフィ海岸』のそばの崖でつくられるワイン、コスタ・ダマルフィ・フローレ・ロッソをご紹介します


南イタリア、アマルフィ海岸に近いフローレという、海抜200~550mの海に面して切り立った丘の上にある小さな村で、1942年に創立したワイナリー、マリーザ・クオモがいわゆる地元向けのワインをつくっていたのが始まりでした。
1982年に現在のオーナー夫妻になってからは、あえてこの難しい土地での良質のワインつくりに挑んでいます。

ちなみにフローレ村は『天国』と呼ばれる景観と対照的に面積の半分が崖という過酷な環境で、平らな場所が無いだけでなく、機械が入らず全て手作業、そして滑落の危険との隣り合わせでワインを栽培しているのです。

厳しい環境からしか得られない、最高の葡萄が出来る。
というのが、つくり手であるマリーザ・クオモのワインづくりのモットーです。

痩せた土壌は葡萄の根を地中深くまで伸ばし豊富な日照量に加え、海からの照り返しが葡萄の完熟を助けるだけではなく夜になると海から吹きあげる冷たい風が畑を冷やす事で豊かな香りと味わいを葡萄に与えます。
畑の作業は他の地域と比べて非常に厳しいものですが、ここでしか出来ない味、ワインがここにあるのです

是非つくり手の熱い情熱のこもったワインを飲んでみて下さい。
それでは、皆さんのご来店をお待ちしております。