今回は出張レポート!
先月末に「鯨波」醸造元、
恵那醸造におじゃましてまいりました!
の巻です(^^)
東京から名古屋経由で2時間半。
蔵のある中津川は岐阜でも長野との県境に位置し、
どちらかというと木曽の文化圏に属します。
蔵は南アルプスの中腹にあり
中津川駅から車で20分ほどでしょうか。
到着です!

いい感じの看板ですねー!

ではオジャマしますー(^^)

歴史を感じるいい梁ですね!


おっと、ご紹介が遅れました^^;
蔵元兼杜氏の長瀬さんです!
鯨波は全国でも数少ない
蔵元ひとりでお酒造りをする蔵なんです!
ご本人は単身で南部杜氏の資格も
取られた勉強家さんですね!
それでは蔵を案内していただきましょう。

こちらは麹室(こうじむろ)。
お酒造りで最も大切な「麹」を作るところです。
この段階では麹を作る仕事は終わっていて
改修作業に入られていました。

もみがらを壁に詰めて温度管理をする
昔ながらの麹室でした!

そしてこちらも昔ながら!
直火式のオールドスクールな釜!
こちらで蒸したお米を麹米や掛米に使用します。

こちらは酒母タンクですね。
お酒を造る際のスターターとなる
酒母を作ります。
こちらも重要な作業ですね。
酒母がうまくできないとお酒も
決して美味しく出来上がりません!

大きなタンクに移され、3段仕込によって
量・質も安定してきたタンク内です。
こちらは純米吟醸のタンクでした。
蓋を開けるとふわーんと吟醸酒の
よい香りが立ち上りましたよおおお(^^)

そ・れ・で・は!
お酒を搾る機械、槽(ふね)から
汲み取られたばかりのしぼりたてを!

ふはははは(^^)
と。蔵の中をひとまわりするのに30分ほど。
これまで見てきた蔵の中でも
かなり小さな酒蔵でした。
これはまず山の中腹に蔵がある、
といった地形的要因が一番ですね。
こうした小規模の蔵が今も存続し続けて
いるのは全国的にも非常に珍しいケースなんです。
コンパクトにまとまっているから
ひとりでの酒造りも楽なんですよ!
と長瀬さん笑って仰ってました。
いやいや、ひとりでの酒造りは
そうとう大変でしょうけれども(^^;
それでは続いてのお仕事です。

試飲ターイム(笑)

①しぼりたての純米吟醸の無ろ過生原酒、
そして唯一地元岐阜以外のお米で
タンク一本だけ仕込んだ
②純米の五百万石バージョン、
そして地元限定流通の
③日本酒仕込の梅酒を
呑んでまいりました!
いやいや、お仕事ですってwww
その証拠に、皆様にもお土産を~!
上記の3種類を酒の大桝でお求めいただけます!
特に日本酒仕込みの梅酒は
地元限定流通のレアアイテムですので
お求めはお早めにどうぞ!!!
(限定入荷に付き完売の際はご容赦下さいませ)
そして!
この後、実はワタクシ的に重要な任務?
を叶えることができたんです!
それは。。。
「鯨波」の銘柄の由来となった
山と雲を見た!ってコト。
この山の中にある蔵が
なぜ鯨波なる銘柄を持ったのか。
不思議ですよね??
それはですね。
蔵から見える南アルプスの山々。
その山々にぶつかって
くるくると沸いて産まれる雲。
それを眺めていた先代蔵元が
「大海で遊ぶ鯨が作る波みたいだな。」
って思ったんですって。
その話、すごくいいなあー。
って思ったんです。
山に生きて海を想う。
夢とか心のゆとりとか感じたんです。
お酒を飲んで単に酔うだけでなく、
そういった心持ちになれたら幸せですよね。
そしてその「鯨波」がこれ!

もうすこし晴れてると良かったかな?
でも!自分の心にしっかりと
「鯨を見る」コトができました(^^)
皆様も鯨波と一緒にそんな心持ちを
楽しんでいただければと思います(^^)
【おまけ】
中津川の駅でこんなステキな佇まいの
立ち食いそば屋さんに出くわしました!

電車を待つホームでいただきました。
つゆが関東風の濃いタイプでしたね。
出汁もしっかりでおいしかったです(^^)
