さて、一つ前の記事でプログラミングについて疑問を投げかけました。
小学生の習い事としてプログラミングでなければ、何が時代に合うのでしょうか。
羊は、日本の子どもの教育に不足しているアウトプットを強化する習い事だと思います。
それはズバリ「プレゼンテーション」と「作文」です。
人前で、特定のテーマについて語る力と、自分の考えを文章にまとめる力こそ、これから必要になるものだからです。
プレゼンは、なかなかその機会を作ることができていません。
夏休みや春休みなどの時間がたっぷりある期間に、カリキュラムに取り入れてみようかと思案中です。
一部の児童に作文指導を過去も今もしていますが、しっかりした様式をもって文を書くことができる子はめったにいません。
書くための指導がほとんどなされていないからです。
生活作文をいくら書かせても、テーマ作文はできるようになりません。
意見と理由を書くにも、様々な型があります。
スポーツと同じで、まずは基本の型を学んでから反復練習することで、作文もうまくなっていくのです。
1つの課題を書いて終わりではなく、添削して書き直すことで、ブラッシュアップしていかないと、作文力はつかないです。
私立小学校で毎日作文を書かせるところがありますが、365日書いていたら絶対に上達します。
これを書いていて思い出しましたが、弁護士になった子羊は3歳過ぎから日記を書いていました。
もちろん最初はごく簡単なものですが。
弁護士というのは大量の文書を作成する職業で、司法修習所の卒業試験にしても、架空の事件について法定で使う文書を作成して、それが採点されるのです。
もしかしたら、子どもの頃の作文経験が活きているのかもしれません。
今回、寺子屋の1年生に物品の絵を示し、それを説明させる課題を始めました。
例えば鼻の絵を示し、「顔の真ん中にあり、息をするところ。においをかぐこともします。」のような文を書かせます。
できるだけ、説明は自分で考えさせています。
本人が漠然と知っている単語が、説明文を書くことによって明確になる利点があります。
そのつぎは単語から状況にステップアップして説明を書かせ、やがてはテーマ作文につなげていく予定です。
2020年の教育改革に対応するひとつの方法ではないかと考えています。
添削教材にしようかな。(羊)