ある食材が体にいいと聞けば

他のものはさておき、その食材ばかりを摂る

そうすればきっともっと健康になれるはず

そして瞬く間にその食材の買い込みがはじまる


しばらくすると・・・


別のある食材が体にいいと聞けば

今までの食材はさておき、その食材ばかりを食べる

そうすればきっともっと健康になれるはず

そして瞬く間にその食材の買い込みがはじまる


なかなか滑稽なシナリオである

日本人はなんと浅はかな国民なのかと

きっと外国人は笑うだろう


どんなにいい食材でも食べ過ぎると毒になる

どんなにいい食材でもそれだけで完結するものは1つもない


“食には彩りを・・・”

白、黒、緑、赤、黄・・・・と

古くから言い習わされてきた言葉だが、

あらためて含蓄のある言葉だと思う

昔はビタミンやミネラルやなどの知識なんてあるはずもない

1つ1つ不完全な食材をいろいろ組み合わせて

うまく彩りをする

そうすればできあがった食は完全になる

栄養の知識などは要らない


なんとすばらしい智慧ではないか!

にもかかわらず同じものばかりを買い込んで食べまくる

なんと愚かで下品な姿であろうか

やはり滑稽以外の何ものでもない