正当な勝負であれば、

限りなく勝ち進む、一人勝ちも厭わない

誰にも文句は言わせない!

まさに成功者の論理である

敗者は異議を差し挟む余地もない

負け犬の遠吠えになるのがおちである




昔、マニラでしばらく研修していたことがあるが

その雑踏の一角に、周囲の喧騒とは似合わない厳かな教会があった

なんでこんな雑踏の真っ只中に教会があるのだろうか?

その謎はしばらくして氷解した

この教会はこの雑踏を闊歩する窃盗団の懺悔の場でもあったのだ

彼ら窃盗団は毎日、仕事(外国人から金品をかすめる)を終えると、

すぐその足で教会へ懺悔に!

それが彼らの日課だ

非常に合理的にできている



雑踏には金持ちの外国人観光客があふれている

窃盗団はみごとなチームワークで無防備な外国人の金品をかすめとる

それが彼らの生業である



もちろん彼らとて少しばかりは良心が痛むのだろう

だから毎日さぼることなく教会で懺悔をする



しかし本音は・・・・、

一人勝ちの外国人たちこそが悪!

私たちは偏った富を均等に配分しているだけなのだ



なるほど一理はある!



確かに地球規模で見てみれば富の偏りは著しい

まさに僕たち外国人は一人勝ちそのものだ

その上米(うわまい)をすこしかすめるくらい何が悪いのか?

なるほど一理はある!



51対49であれば

勝負もあまり問題にならないだろうが

99対1であれば

いくら正当な勝負だとしても確かに問題はある



地球も狭くなりすぎた

みんなが勝てる時代はすでに終わりを告げている

限られたパイを勝負以外でシェアしなければと

そう思う心を育てる時期に来ているに違いない



一人勝ちはまさしく罪である