主治医は重たい

受け持つ患者の人生、半分は背負う覚悟がいるのだから

相応の覚悟がなければ生半可に主治医になるべきでない



本来、主治医とはそういうものだ

少なくとも僕はそうとらえてきたつもりだ



もちろん主治医には朝も昼も夜もない

24時間すべてオンなのだ



しかし最近は主治医の定義も変わってきたらしい



判断を迫られれば

「上の先生に聞いてみます」と軽くかわして明言しない

選択を迫られれば

「上の先生に聞いてみます」と軽くかわして明言しない

質問すれば

「上の先生に聞いてみます」と軽くかわして明言しない

治りますかと問えば

「上の先生に聞いてみます」と軽くかわして明言しない

大丈夫ですかと問えば

「上の先生に聞いてみます」と軽くかわして明言しない



それが現在の主治医のスタイルらしい

今やメッセンジャーボ-イのことを主治医と言うようだ



患者を一番良く知っているべき医者はいったい誰なのかと

僕は主治医に問うてみたい

主治医の君なのか、上の先生なのか



自分の裁量で決められない医者など、それはもはや医者とは呼ばない

いやしくも6年間は学んだのだからそれくらいの覚悟はして欲しい