大企業の人事を担当する友人から電話があった

職場でやたらうつが多いが、どうしたもんだろうかと・・・・



僕はかつていくつかの企業の産業医をやっていたことがあるが、

確かに大企業は、心がやんでいる者が多いのは事実



原因は会社によって異なるので必ずしも一様ではないが・・・・、

大企業に共通する要因として、

慢性的に続く拘束が、社員に重くのしかかっているようには感じていた



まずは時間的な拘束、

残業は日常的、ほとんど有給休暇(特に連続休暇)を消化させない雰囲気・・・

効率を考えると、時間をだらだらと費やせばいいというものでもないと思うのだが

現に、はたから見ていても無駄な時間がやたら多いことに気づく

また、まとまった休みを取らないのも問題だ

人には心の洗濯期間がたまには必要

そのためには数週間単位の休暇が不可欠だ



システム上の拘束

煩雑な書類・手続き、稟議、会議、朝礼、転勤・・・

ほとんどが無駄な気がした

中間管理職の示威手段としか思えないありようだ

単身赴任などはもってのほか、これほど非人間的なシステムはないと思う

現に心身を壊す者は圧倒的に単身赴任者だった



しかも大きな企業ほど、思ったことを口に出せない

意見したとしても途中でもみ消され、左遷されるのがおち



そして拘束されることに耐えうる者ほど上司のうけがいい

極め付けは上司の多くが拘束に感覚が麻痺した人たちだという事実



という四面楚歌による重圧が

うつになる閾値を大きく下げているように思った



大企業では、よほど太い神経も持ったものは別だろうが、やわな神経の持ち主など、うつになるしか他に逃げ道はないのではないか!?

と、友人には応えたのだが、きっとあまり参考にならなかったに違いない