夏になるとなぜか自然に手を取る本がある
それは岡村昭彦著の「南ヴェトナム戦争従軍記」(・・・とその続偏)
原著は1965年(・・・続偏は1966年)発行だから
ずいぶん前の著書なのだが、未だこれをしのぐ従軍記はないと僕は思っている
夏になると戦争についての話題がにわかにホットになる
多くの大人たちにとっては年中行事の一貫に過ぎないかもしれないが
心ある若者はしっかりと1度は戦争について深く考えてみて欲しい
そして自分なりの意見を持って欲しいと思う
決して他人の意見を鵜呑みにしないことが大切だ
識者と称する者ほどいいかげんな者はいない
ただそのためには戦争の事実を知る必要がある
幸か不幸か常に世界のどこかで戦争をしているので
その気になれば体験することも可能だが・・・・
次善の策は体験者から話を聞くことなのだが
それがなかなか容易ではない
ほとんどの人はあまりしゃべりたがらないので
すこし手間がかかってしまう
もう1つの有力な手段が従軍記となるわけだが
これも食わせ物が多い
あるいは非常に偏ったフィルターがかかっている
偏見を植え付けるような従軍記なら読まないほうがましなくらい
それでも中には名著といわれる従軍記はあるにはあるのだが
やはり岡村の従軍記が秀逸だと僕は思う
どのあたりが名著かどうかは僕にはわからないが
戦争の生の姿に限りなく近づこうとする著者の姿勢が断トツ他に秀でている
繰り返すが、これを越える従軍記を僕は知らない
特に若い人たちにぜひ読んでほしい
そして意見を聞きたいものだ!