たまにはチベット、新疆ウイグル、モンゴル(自治区)に出かけたくなる
時がゆっくりと流れ
時のよどみさえ感じることのできる
数少ないお気に入りの場所なのだ
もちろん、行ってみると一目瞭然だが
そこはもはや中国ではない
言葉、風貌、宗教、文化、習慣・・・・
どれをとってみても、そこに中国は皆無である
門外漢の僕でさえそれは感じとることができる
申し訳なさそうに、街のいたるところに漢字の看板が添えてあるが
おそらく漢字を読んでいるのは外国から来た僕たちくらいではなかろうか
もちろん街で、市場で、交わされる言葉は、現地の言葉だ
誰も中国語など話さないし、書きもしない
この場所のどこが中国なのだろうかと、おそらく誰しも戸惑う
しかしこの場所が中国なのだと言い張る輩がいるから不思議である
無理が通れば道理はひっこむのだろうか
いやいや無理はそうそう通るものではない
早晩、きっとしっぺ返しがくるに違いない
そんな気配を感じたのは僕だけではないはず
やはり国境は無用の長物だ