先日、知床斜里駅から網走駅までのローカル列車に乗った

1両編成、ワンマンカーで、もちろん単線だ

1時間に1本もないという超ローカル線だが

車窓の美しさが有名とあって、とても人気があると聞く

シーズンになると満席になるようだ

先日もまだシーズンのかかりだが

若者たちで席は溢れていた

意外に外国人も多いようだ

ところが列車が走りだした途端、僕は違和感を覚えた

ほとんどの若者が車窓の景色を見ていない

友達同士で談笑するのでもない

多くがうつむいて携帯機やゲーム機に向かっている

車窓からは、

雄大なオホーツクの海

はるかにみえる知床の山々

色とりどりの花々が咲き乱れる原生花園

湿原の畔にたむろする牛馬たち

そして旅情を誘うレトロな木造駅舎

最も楽しめるローカル線の1つなのに

ほとんどがうつむいたままだ

僕はゆっくり座っているのがもったいない

デッキに出て右や左と忙しい

たった40分なのだが濃い40分を楽しんだ

押し付けはあまり好まないが、残念な気がしてならない

若者はまた来る機会があるのかもしれないが

それにしてもせっかくのチャンスを見逃すのは惜しい気がする

目的重視の生き方も合理的でいいと思うが

道の途中も案外おもしろいものだと

感じる僕が年を取った証拠なのかもしれないが?