特に雨があがったあとの

どこまでも抜けるような澄み切った青空には

人の心を清清しくする不思議な力がある

またこぼれるばかりにきらめく星空には

人を悠久の時の流れとロマンにかきたてる

先日ウイグルの医学者がこぼした言葉が印象的だ

ウルムチはシルクロード天山北路のかつてのオアシス

ところがウルムチにも近代化の波が押し寄せ

高層ビルの建築ラッシュで空の面積が減ってきているという

透き通った青空や、降るような星空が次第に視界から消えていき

かつてのシルクロードの面影、オアシスの面影も急速になくなりつつあると

それにつれ心なしか人の顔からも喜怒哀楽が消え、無表情になってきていると

青空や星空を感じながら毎日を過ごす人は、今や稀な存在だ

ところが見上げる空の広さが狭まれば、それにつれ幸せも減っていく

僕はそんな感じを強く受ける

青空を見上げ、星空を見上げる記憶がかすかになるにつれ

人は窒息しそうになって旅に出るのだろうか

たまりかね、海を求め、大地を求め旅に出たくなるのだろうか

青空が多い街には幸せが充満している

青空が多い街に住む人たちは笑顔に満ちている

星空の多い街には夢が満ちている

星空の多い街に住む人たちはロマンに溢れている

旅に出るといつもそれを確認し、旅に出ることを人に奨めたくなる