子供2人も在校中に元気だったダンも、今は小学校に石像として残っています。
昨日、テレビ見てた時に「目の見えない犬ダン」放映されてました。
松山市立潮見小学校
http://www.matsuyama-edu.ed.jp/~s.shiomi/
以前、映画にもなりました。
「目の見えない犬ダン」の銅像は潮見小学校の子供たちを見守ってくれています。僕が住んでいる校区の潮見小学校では、「盲目の犬、ダンちゃん」を学校のシンボルとして大切にしていて、校内にはダンちゃんの石像もあります。「目の見えない犬、ダンちゃん」は、お話の中の犬ではなく、実話で、本当にいた犬です。
1993年の夏に、学校近くの川に浮かんだ段ボールの中に捨てられていました。それを潮見小学校の二人の女の子が見つけました。その犬を拾ってきた彼女達は、団地の自治会長の坂本もじっちゃんに飼っていいかを訊きました。
「残念だけど団地では犬は飼えないよ・・・。」
二人は犬を元の場所に戻そうとしたのですが、犬の動きが変です。
実はこの犬は目が見えなかったのです。
二人はもう一度、坂本のじっちゃんの所に戻ります。
そして、目が見えない事を告げるました。
『先生が前に盲導犬の話をしてくれたよ。犬は目の見えない人を助けてあげるのに、目の見えない犬を人は助けてあげられないの?』『盲導犬は人を助けるのに、目の見えない犬は捨てるの?』
少女達の無垢な言葉が、大人を動かして、遂に団地のルールも変えたのです!
その犬は、「団地の犬」という意味と、この辺りで昔は「ありがとう」という事を方言で「だんだん」と言っていた事から、『ダン』と名付けられました。
小学校の子供達にも愛されたダンは、平成18年に天国へと旅立ってしまいますが、子供達とダンの交流は、本や紙芝居、テレビ、新聞などを通じて全国に知られるようになりました。
潮見小学校では学校のシンボルとして、ダンの話を受け継ぎ学んでいます。
「目の見えない犬ダン」逝去(18.11.15)
潮見小学校 ダンちゃん石像
「仔犬ダンの物語」見えないひとみに見えた愛
http://www.810.co.jp/book/ISBN4-89295-261-3.html
小学校中学年以上向き 日本図書館協会選定図書
出会った人間によって、その生涯を逆転できるんだ…
社会のルールを守った、お話ではなく「小さな子犬の命を守った」!
愛媛県松山市の吉藤団地に盲目の犬“ダン”が住んでいた。
川沿いに捨てられていた子犬が子供たちの優しい心に助けられ、
団地で生きるようになるまでの物語。
この実話はきっと癒してくれるはずです。
地元の小学校からいじめは消えました。
団地で動物を飼う事は、ルールを破ったのか?
それは、規則やルールを越えたのだ!と、教えられた潮見小学校の子供達が、今は何でもかんでもマニュアル化され、前例の無いものを自分で判断する力が弱りつつある中、全てを白黒、明暗、正誤だけで考えるのではなく、何が大切な事なのかを考えるに最適の素晴らしい実話だと思います。
そして子供達が小学校在校中に地域の方や親を含め素晴らしい実経験をさせていただきました。