「北上夜曲」発祥の地・八戸で初の歌唱祭/デーリー東北 | 八戸市文化協会

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10月22日付けのデーリー東北さんの記事で取上げていただきました。

 「北上夜曲」作曲者で洋野町出身の故安藤睦夫さんの功績をたたえる、八戸市の安藤睦夫先生を偲(しの)ぶ会は21日、八戸プラザホテルで「安藤睦夫メモリアル北上夜曲歌唱祭」を初開催した。同会メンバーや青森県南、岩手県北などから集まった約230人が、情感豊かに歌われる昭和の名曲に聞き入った。
 北上夜曲は、安藤さんが旧制八戸中学(現八戸高)に在学していた1941年、17歳で作曲した。その後、口伝えに広まり、首都圏の歌声喫茶で大流行。レコード化されて国民的な愛唱歌となり、昨年、作曲から70周年を迎えた。
 歌唱祭は2部構成で実施。第1部では同会の会員らが北上夜曲をソロ、デュエット、コーラスでしっとりと歌い上げ、第2部は、歌声喫茶が盛んだったころの曲を皆で合唱した。
 イベントの発案者で、同会事務局担当の佐藤良輔さん(75)は「200人以上が集まり驚いた。次回は第2回とし、今後も誕生会のように開催したい」と感慨深げ。
 睦夫さんの弟安藤行夫さん(78)=八戸市=は「皆さんが集まり、歌ってくれることがありがたい」と、発祥の地で歌い継がれていることを喜んだ。
 歌唱祭の冒頭、参加者は9月17日に死去した同会会長の西川セツさんへ黙とうをささげた。(佐々木萌)

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【写真説明】
安藤睦夫さんの功績をたたえ、北上夜曲を歌い上げる参加者=21日、八戸プラザホテル