さてさて、コロナウイルス(の情報、というか現政府)が猛威をふるい、

公演や興行の相次ぐ中止の報せに心沈む日々ですが、

みなさんいかがお過ごしでしょうか。

いまぼくは世田谷パブリックシアターのWSに週一ペースで通っており、

そこの稽古場は、同じフロアで世田パプ公演やシアタートラム公演の芝居を稽古していたりするのですが、

先週あたりにいままさに上演中や上演準備中の作品が軒並み中止になったこと、同業者としてとても残念な気持ちです。

東京芸術劇場など他の劇場での公演中止や延期のニュースも次々耳に入り、やるせない気持ちがどんどん膨らんでいきます。

 

ダルカラ関係者の公演にしたって、

谷演出の『エブリ・ブリリアント・シング』のツアー公演が中止、

大原くん出演の『煙が目にしみる』ツアー4カ所が中止、

内田くん主宰の劇団スポーツ『怖え劇』が中止、

と、その被害と損失は計り知れないものがあります。

損失っていってもそれは経済のことだけではなく、なんというか、尊厳みたいなものも損ないかねない出来事だと思ってます。

 

演劇はお客さんの前で演じて、初めて「上演」になるのであり、

演る側からすると、作品を観てくださった方と「どう思いますか?」「何を感じますか?」っていう交流になる。

上演作品を通じて舞台側と客席側の会話/対話が始まるわけで。

公演中止というのはその交流が、はなっから行われない、永久に絶たれるということを意味する。

そのことになんとも虚無感を感じてしまいます。

 

いろいろなことを考えますね。

いろいろなことを。

 

今日、不当解雇とハラスメント問題に関して争っていた劇団地点と映演労連フリーユニオンが共同声明を出しましたね。

当事者間で解決に至ったとのことでした。

うーん……という感想です、ぼくは。

うーん……

説明がちょっと難しいですが、そして外に向けて報告できることばかりではないのでしょうが。

しかしなんにしてもこれが、元劇団員の方にとって、溜飲の下がる、あるいは次に進める展開になったであろうことを、

勝手ながら祈るばかりです。

と同時に、同じ業界にいる人間として、こういったことに関しては考え続けていかねばならないとも思います。

パワハラという問題に関して。

 

 



というわけで、

今月もやることにしました。

『話す会』vol.2〜パワハラについて〜

 

上述のように演劇界に限らず、いろんなことが巻き起こっている現代日本ですので、

テーマについてはちょっと悩みました。

「公演中止」とかに関して喋りたい人たくさんいるんじゃねえのかとか。

でも今回も「パワハラ」にします。テーマとして。

といってもこれは文字通り話す会なので、話はどう転ぶかわからないですし、

ぼくがきっちり進行するというわけでもないので、

パワハラ以外に「わいはこれが話したいんや!」て話がある方も全然ウェルカムです。

いろんなことは別個で存在しているわけではなく繋がっているとも思いますし。

 

 

「直に」人と会い、話す場をつくります。

演劇人以外も参加可。

&俳優大歓迎。

喋りたいことを喋る、喋りたくないことは喋らなくていい。

 

 

3/30(月)

12:00〜16:00の間(途中入場/途中退室OK)

@HANA RE(恵比寿)

 

https://hanare-ebisu.com/

飲食可のスペースなので、食べ物飲み物持参してもらって大丈夫です。

 

 

料金500円(場所代として)

つり銭のないようご用意ください。

 

 

人数把握のため、ご予約して頂けると助かります。

宛先→azumaya8club@gmail.com

 

件名「3月話す会」として、

お名前(ふりがな)

人数

連絡先

 

を明記して送ってくださいませ。

 

 

自分がある場所にただ「いて」、会った人と「言葉を交わす」という機会。

この会は名前の如く「話す」だけの場所です。目的もありません。

日常的な集いの場として継続していこうと考えております。

今回も平日昼間ですが、お時間ありましたらぜひご参加頂けたらと思います。

もちろん健康第一で、体調最優先でお願いします。

 

 

東谷英人