Band Name:
Twelfth Gate
Discography:
Summmoning (2003)

Threshold Of Revelation (2007)

Band Members:
Scott Huffman (Mela Vocals)
Rich Knight (Electric Guitars)
Jim Stopper (Electric Guiters)
Rob Such (Basses)
Mike Nevaril (Drums)
Website:
YouTube
Band Review:
アメリカ、シカゴ出身、プログレッシヴ・スラッシュ・メタル・バンドであるTwelfth Gate。
このTwelfth Gateというバンドは2000年に結成され、2003年に1stフル・アルバムにあたる『Summmoning』、2007年に2ndフル・アルバムにあたる『Threshold Of Revelation』をリリースし、その二枚のフル・アルバムを残し、2015年に解散してしまったようです。
その音楽性は、中音域から高音域にかけての、個性的な、変態的な、そしてアグレッシヴな男性ヴォーカルをフロントに迎え、ツイン・エレクトリック・ギター、ベース、ドラムなどといった生楽器を配した、スラッシュ・メタル、パワー・メタル、プログレッシヴ・メタル、メロディック・メタルなどといった様々なサブ・ジャンルを内包したヘヴィ・メタル・バンドであったようです。
インターネット上にてあくまでも試聴する限りでは、1stフル・アルバムにあたる『Summmoning』ではまだまだパワー・メタルの要素を強く押し出しているという印象を持ちましたが、2ndフル・アルバムにあたる『Threshold Of Revelation』ではツイン・エレクトリック・ギターによるバンド編成となった事が関係しているのかより一層のダークな重厚さに磨きがかかり、プログレッシヴ・スラッシュ・メタルの名に恥じない、爆走するバンド・サウンドと高い構成力を持つ楽曲という二つの顔を併せ持つ、非常に完成度の高い一枚へと仕上がっていると思いました。
プログレッシヴ・スラッシュ・メタル・バンドといえば、あくまでも私としては、アメリカ出身のNevermoreが真っ先に思い浮かびます。
この私にヘヴィ・メタルの素晴らしさを教えてくれた、偉大なるバンドです。
そのNevermoreが活動を休止するという事態に陥り、更に男性ヴォーカリストとして在籍するWarrel Daneが昨年の2017年にご死去されてしまった事により、Nevermoreの新曲を聴く事は、恐らくはもう二度と叶わない夢となりました。
そこでNevermoreの代用となるフォロワー・バンドを自分なりに探求する事になり、現在に至ります。
探求するうえで、三つの条件がありました。
一つ目はヴォーカリストの男女は問いませんが決して音痴では無い事、二つ目はダサくない、クサくない程度に強烈な印象を放つメロディ・センス、そして三つ目は過剰なまでにピロピロとした音色では無い鋭利な、華麗なギター・ソロです。
私としては、アメリカ出身のPrototype、ノルウェー出身のCommunic、女性歌手をフロントに迎えたバンドの中ではスウェーデン出身のAmaran、ノルウェー出身のToriosphereの辺りも気に入りましたが、その中でもこのTwelfth Gateというバンドが特に印象に残りました。
男性ヴォーカリストとして在籍するScott Huffmanによる歌声は、中音域での歌いまわしからハイトーン・ヴォイスの出し方まで、Warrel Daneによる歌声に非常によく似ています。
勿論、楽曲の持つパワフルながらも呪術的な緊張感、演奏陣によるバンド・サウンドの演奏力、そして男性ヴォーカリストの放つ圧倒的なカリスマ性という全ての点において、Nevermoreには遠く及びません。
私としては、Nevermoreの素晴らしさ、そして偉大さを改めて思い知る事の出来たという少し悲しい立ち位置のバンドでもありますが、それでもフォロワー・バンドとしての及第点は余裕に超えているのではないでしょうか。
Nevermoreのような、他社の追随を許さない程の、孤高の領域には達していない分、ある意味での大衆性を持ったバンドだと思います。
全体的に3分から5分、6分にかけての楽曲が大幅な割合を占めていて、楽曲の一つ一つが比較的コンパクトに、そしてキャッチーに纏められているようです。
そのコンパクトな尺の長さの中で、メロディアスな、そしてドラマチックな楽曲の構成力で、聴き手を魅了してくれます。
その点も、プログレッシヴ・スラッシュ・メタル・バンドの大きな特徴だと思います。
今後の活動に大いなる期待を持ちたかったのですが、時すでに遅し、このTwelfth Gateというバンドを知った時は既に解散してしまっていました・・・。
