フランクのピアノ曲、プレリュード・コラールとフーガ。
初めてこの曲を聴いた時、クライマックスへ向かっていく音型から、デスクの上から羽ペンで書き立げた楽譜がはらはらと散らばって落ちていくセピア色の映像が脳裏に浮かびました。
どうして何かをこぼしたくなったんだろうこの人は・・・ 涙じゃない、ただの悲しみじゃないなぁ、、、と、勝手に物思いにふけりきったデビューでした。
それ以来フランクはそんなイメージです。漠然と。w
ルプーのリサイタルでのコラールとフーガのその部分は、天界をゆらゆら流れる懐かしいような切ないような、だけど厳格な音楽に聴こえました。
フランクのヴァイオリンソナタを見ていて、
三楽章のピアノパートの一部分にそれと似た形があります。
何回聴いていても原因のわからない涙がでてくるような色合いと唄です。
洗い流されたあとの四楽章が眩しすぎます。
聴きなれたメロディーがなんども出てくる作風なのに、
純粋に高みを極めてて、聴衆をそこに持っていくって、作品自体すごいパワーを秘めているなと思います。
自身の人生と宗教観が結びついて、こんな音楽が生まれるのかな。
この人は宗教音楽も書いているみたいです。
ヴァイオリンソナタはイザイの結婚のお祝いに書かれたそうですが、
なんかもう、いろいろと壮大すぎて、、 どうしたらいいの。 爆
勤勉にさらいまあす。
しかし
César-Auguste-Jean-Guillaume-Hubert Franck
フランクさん、本名、長い!! w