つれづれ哲学  | ERI`sLeaf

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ピアニスト・黒田映李のBlogです。


各々の本質的な問題を改善するに、各々必要な時間がある。


相対的にヒントを得ることはあっても、
それそのまま鵜呑みにすることは進化に繋がらない。

自己啓発による進化を期待する他ない場合もある。


模倣することも、短縮することも、できない時間。






先入観のバリア

先入観からの予測を安易に発車して満心を繰り返すことは
問題も視野もそのままに、内部に留まること。

予測をどう生かすか
そのポイントで新しく映った物事を、どう受け止め発信するか。

発見を柔和に捉えて、視野を広げる、又は違う視点を取り込むこと。





良い意味でのこだわり≠先入観。

(良い)こだわりを唯一無二のこだわりとする為に、探究心は永遠に不可欠。

(良い)こだわりは不滅の、だけど進化するもの。
先入観は本来、簡単に崩れるもの。



先入観→固定観念。 一番疑ってかかるべき所。



だけど、

固定観念・先入観=時に(良い)こだわり、真実が生まれるかもしれない場所。






物と情報が氾濫しているだけ
そういった意味では不平等な人間界で、


どうして全てを知っていないといけないのか

どうして新しく知ることを恥とするのか。


互いの知っているが一致しない場合、どう対応するのか。




真に見識があるとは、

どんな環境下でも選択できる心と、
歳月に捉われず、変化を恐れない人間力を兼ね備えた人を指すと思う。


言い換えると、
本質的な問題に素直に当たって、きちんと解決できる人だと思う。



その姿勢は、
どんなものごとにも、一番の近道を導き出すと思う。


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大丈夫、大丈夫と心落ち着かせながらの譜読み、効率が良いです。

私の場合...。






最近思う事。


自分が自分でいることが、足りない。



音楽界の先輩方の生き方を見て、かかわって、

協調性という言葉に甘んじてたり便乗しようとしていたり、
自分が自分でいるという部分にいまひとつ弱い私が、まだまだはーっきり、見えます。



こんな現時点での私に助け船をだしてくれた、新しい先生。

「それは、あなた自身が特に時間をかけて向き合って、直していっていい部分だから」

レッスン中にある曲のある部分で頂いたお言葉ですが、

その場面、声、言葉のチョイス…

まっすぐに胸に響いてきて、今まで生きてきた分だけほっとして、
お家に帰ってから涙がこぼれました。




自分を保って、発見したことにのめりこんで、
更に魔法のベールをかけてごり押しに完成に持っていっていたものを、

ベールをかけずに、
のめりこまずに、
自分を吟味しながら、

保持することに集中している目下。



今この歳で、頑固なのびしろに淡々と向かえる環境にいられること、
心から感謝しています。




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「逃げない!」と決めて向かっても答えがわからずに、迷い続けた数カ月。
そして最近、特にシューベルト作品に向かっている時にぽつぽつ浮かんできた、答え?ヒント?。

整然と言葉にまとめてみた記事でした。


まだまだ発展途上。

がむばります。