ブルノフィル 松山公演を終えて | ERI`sLeaf

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ピアニスト・黒田映李のBlogです。

ご来場下さった、応援して下さった皆様、どうもありがとうございました。


おかげ様でなんとか終えることができ、
まだ少しぼー・・・っとしております。



一週間前の多治見での合わせと、本番前のリハーサル。

オーケストラとは二回合わせるチャンスがあるという予定でしたが、コンサート当日下関から移動してきた団員の方々、体調不良の方が出たので、出発遅れの到着遅れとのこと。

一時は直前リハーサルなしとなっていましたが、少しだけ合わせることができ、しかし全体の雰囲気に余裕なく・・ 結局新しいことはほぼ、マルコヴィッチ氏との打ち合わせのみを経て舞台に立つことに。

「僕たちは合わせの時間が十分になかった。何かやるときはお互いアイコンタクトでいこう。僕は君を信じているから大丈夫。」

・・・という方向で話しがまとまりw、ステージへ立ちました。



初めは雰囲気や先を案じすぎた故の事故、ソロになった瞬間にやはり出てしまいましたが、舞台上に立って初めて試したようなことにもブルノフィルの方々、しっかりと反応、サポートしてくださり、マルコヴィッチ氏とオーケストラの方々と、ぎりぎりのところで瞬間瞬間の音楽に向かい生み出せた30分強、スリリングながらも本当に本当に楽しく、幸せでした。


マルコヴィッチ氏と舞台袖に引っ込んだ後は水を飲み交わし、

「いやー生き延びた!!!ところでもう、お互い丁寧語じゃなくていいよね?」

っとそのままのテンションで一気に打ち解け真剣な反省会をし、しっかりご指摘も頂き、
彼は今もウィーンに住んでいるということで、再会を約束しました。


マルコヴィッチ氏が指揮者として心から信頼されていること、ブルノフィルの皆さんはどんなに疲労困憊でも、常に生き生きした音楽を求め表現していること、一緒に弾いていても、シンフォニーを客席で聴かせて頂いてもばんばん伝わってきました。

今回ソリストとしてこの方々と共演させて頂き、勉強させて頂いたことが本当にたくさんあり、その質と重みに興奮しています。


経験を糧に、更に前進していきたいと思います。

本当にありがとうございました。




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公演終了後、次の公演先へ向かう前にマルコヴィッチ氏と。
私はチャイコンで大汗かくこと前提だったので、今回初めてオデコだしヘアスタイル、しかも少し増量して備えました。そんな写真でごめんなさい。w

ドイツ語が通じる指揮者さんでよかったです。