帰国直前、卒業以来約3年ぶりにニュルンベルクのマンツ先生を訪ね、
泊りこみでレッスンを受けてきました。
久しぶりに聴いて頂くのだから
成長を見せなければならない・・・
思い返せばニュルンベルク時代、
学校が休みの間も休みなんてなく、3年間ほぼ定期的に続いた週に一度のレッスン。
彼の前で弾く時こそ一番緊張して、本番の解放感といったらこの上ないという状態でした。
そんなこんなでこの日へ向けて緊張しつつ、
数週間集中的にさらって準備していたのです。
いよいよ当日。
ニュルンベルク駅の玄関で待っていると、
私を見つけ、車を降りてにこにこで迎えに来てくれた先生。
なんかもう、その笑顔がひたすらにやさしくて、緊張なんてしてたっけ?というほどに不安要素などどこかへ吹っ飛び、心からハグで再会を喜びました。
車の中でそれぞれの近況をお話し、ご自宅に到着。
先生のお義母様も奥様も末っ子ドミニクも、オウムも元気。
お茶を頂き、早速レッスンとなりました。
あんなに切迫した気分でさらっていたのに、いざ先生の前でピアノに向かうとまず大きな安心感、自然体のまま惜しみなく弾けて… 自らびっくり。w
先生が弾いて下さる為の椅子交代のタイミングもばっちりで。
そして作品においては、自分で吟味して選び表現していた数か所、でも他の先生方の指摘で違う風に変えて弾いていた部分があったのですが、初めに選んでいたものはマンツ先生の音楽そのものだったりしてw
それに加え、変らず惜しげもなく示して下さる先生の音楽は本当に面白くて、みて頂いた作品はどれもこれもとても魅力的に思えてきて、ポジティブなパワーを次から次に頂きました。
あまりに繰り出され続けるので、興奮して笑いがとまらなくなりw、
「どうしたの?何か面白かった?」
と、聞かれてしまいました。。
翌日はチャイコフスキー、二台ピアノで伴奏して頂きつつのレッスン。
オケパート、私の癖から何まで熟知された上での伴奏で… しかもいろんな音色が聴こえてくる… 当たり前だけど、うますぎるし。
弾きやすすぎて、これじゃ合わせとしては練習になりません!!と、のど元まででてきました。w
一番最近についていた先生の影響はこれほどまでに大きいものだったんだと・・・
そして、先生のクラスでで学生だった時とはまた違う、幸せで心地よい空気。
私は彼の元で全力で学び、卒業したんだという自覚を数年越しに持ちました。
ああ、もう先生大好き。 と、大声で叫びたい。w
そしてまた、
新たにしっかり成長しなければならないなと、
ステップアップの闘志に火がつきました。
・・・
とにかく、 夏はがっつり、さらいます。
・・
もう先生に会いたいな。w
またの再会を楽しみに…