仕込み8割 | HAREL(晴れる)ブログ

仕込み8割

ウチの社員向けブログ42日目。

 

テーマは「仕込み8割」

 

同じ意味で、「段取り8分」とか「準備8割」とかあるが、僕のなかでしっくりくる言葉が「仕込み8割」。

 

つい先日、社会人1年生さんからのありがたい紹介で、その若者の祖父母さんと保険加入手続きのためにお会いした。

 

社会人1年生にとって、保険加入手続きを面前で見ることは、これまであまりないこと。

声をかけていただいたお礼、祖父母さんが不安にならないようにすること、そして何より、これからの社会人生活において貴重な経験になるから、一緒に話が聞ける時間にアポイントを設定することにした。

これが最初の段取り。

 

次に、現在加入の保険内容を確認するために、現在の証券を事前に送ってもらう。

 

ここから先は、ウチは言うまでもなく分業制になっているので、仕事をバトンタッチする。

このバトンタッチすることも、当然段取りが大事。

いかに仕事がしやすい情報を渡せるかを考える。

 

送られたものをもとに試算してみて、何パターンかの見積書を作成する。

この見積書の時に、現状プランを作成すること、少しでも安くなるようなプランがあるか考えること、もっと充実したプランがあるのかを考えて見積書を作成する。

※ここで相手の気持ちに立てるかが肝!

 

見積書、パンフレット、申込書、口座振替用紙を準備する。

 

ここで、またバトンタッチとなる。

 

渡された書類を一通り確認する。

訪問先の住所を事前に調べておく。

 

ここまでの段取りをきっちりこなしていれば仕込みはOK。

 

そして、訪問当日を迎える。

 

時間より少し前に訪問する。

パソコンやルーターの充電は事前に確認済み。

 

自己紹介をして、少し世間話、保険の説明をしつつ、パソコンをルーターにつなげる準備をする。

そして、手続きに入る。

という流れだったが、ここで問題発生。

 

バックから書類を出して、説明に入ろうとしたときに気づいた。

「書類の中に、口座振替用紙がない。」

おっと、ここ見忘れていた。

ここまでの仕込みの中で、書類確認を怠っていたことを猛烈に反省する。

これが仕込み不足・・・

情けない・・・

会社を出る前に、事前に書類を最終確認するべきだった。

 

この場所には、紹介者、紹介された祖父母、がいる。

貴重な時間を共有する中で、「書類を忘れてしまいました。」

これは、完全な準備不足。

社会人一年生の紹介者に対して示しがつかない。

 

世間話をしつつ、頭の中は、いろいろな想定をし始める。

 ・まずは、バックの中にその書類があってくれ。という願望。

 ・書類がないならば、その書類を次にどのようにお届けするのか。

 ・何か代替案はないのか

こんなことをいろいろと考えながらも、世間話をしている。

 

ここは、これまでのキャリアでカバーできる。

おそらく、仕事し始めの頃だったならば、完全にてんぱっている場面。

しかし、ここまで多くの経験があるので、その場を作りながら、別のことを必死に考えている。

 

そして、今回は神様が味方になってくれた。

他のお客様のところで使用する予定で入れていたその書類を代替することで、事なきを得ることができることに気付いた。

これで、安心して説明に入ることができる。

 

この書類が見つかったことで、全て頭の中でストーリーが整った。

少しだけその書類を探していた経緯を話して、だけど書類はあったので大丈夫であることを伝えて安心していただく。

後から聞いたのだが「立派な社長さんを紹介する」と言っていたようだったので、何とか面目を保つことができた。

 

神様に感謝である。

 

これが最近あった出来事。

 

振り返ると、やはり仕込みの時間が非常に大事なのである。

ここを疎かにして、お客様のところに行ったときには、上手く事が進まない。

 

改めて、この日思い知った。

やっぱり「仕込み8割」だと。

 

この仕込みにどれだけ力を注ぐことができるかが勝負を決める。

 

社会人28年目のベテランだけど、いつになっても仕込みが大事であることに変わりはない。

 

追伸

このブログを、その紹介者さんが読んでいないことを祈る・・・