和癒師えんです。
広島で3度目の緊急事態宣言。
と、時を同じくして超早い梅雨入り。
外出を50%自粛とあるけれど、
去年からすでにバレエのレッスンは自粛、
外出の大半は滝と山、リピートのお客さま、おぱんつ屋は現在ほぼネットショップ。
移動のほとんどは交通機関を使わずすんでいて、
公開のイベントが中止・自粛になる以外はほとんど生活に変化がありません。
私自身にとって、
日常生活のなかに滝やお山があること、
自然のなかで過ごす時間をたっぷり持てていることは心身の安定を維持することに大いに役立っている、そう思う日々です。
コロナ禍に入る前から、
安全に自然に親しむこと、
自分が体験していいなと感じること、
自然からの学びを伝えていけたらいいなと、
市民団体である
「広島湾岸トレイル」(通称HWT)
の活動に関わらせてもらっていて、
コロナ禍においてその気持ちはますます確固たるものに育ってきています。
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私のボランティア活動の実際、
通常は自分自身が滝に入り、その様子を伝える、
自分自身が山行に参加し、その様子を伝える、といったことが中心で、
自分が好きなことをする=その良さを伝える活動で、
ひとさまの役に立っているという感覚は正直薄い、、、m(__)m
そんな私ですが、今年に入って、
広島湾岸トレイルの全踏破を目指す「湾岸沼部」の仲間と月1回広島湾岸トレイルのコースを歩き、
ありがたくも「隊長」と呼んでもらうようになりましたm(__)m
通常の団体での活動から離れて、
グループの先頭を歩くとなれば責任感も増し、
もともとロストも恐れず直感で突き進んじゃってた猪突猛進を改め、
最近では、今年の方針に従い「牛歩の歩み」で、
地図にコンパス、山行アプリを常に確認し、
日常の移動中もナビは北固定で地図をぐるぐる回さないようにし、
大きなロストに陥ることはなくなってきました(*^^*)
(ちっちゃいのは多発、でも、ほぼ自分で気づいてリカバリーしてる、、と、相変わらず低いレベルでの小さな成長ですが、、、(^^;)
歩いたことがある道だけではなく、
初めての道も、確かめながらリスクを最小限にとどめるような選択が、
随時できるようになれたらと思っています。
そして、
地図を見ながら道を辿っていくというだけではなく、
自然を楽しむうえでのリスク管理、みたいなことについても、
発信していけたら良いなと思っています。
コロナ禍において、
アウトドアライフを始める方も増え、
山での事故、
川や海での事故、そんなニュースを耳にするにつけ、
アウトドアでの安全管理について、
改めて共有していきたいこと、たくさんあるなと感じています。
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さて、そんななか、5/18(火)、
梅雨の合間、ほぼ降雨がない予報のなか、
「湾岸沼部」の月1回の山行日を迎えました。
当初の予定では、海田から瀬野までのアップダウンの多いロングコース。
ですが、
強雨のあとの悪路を考慮し、
スピンオフの自主練版として、
距離を短くし、
水分峡から呉娑々宇山を目指すこととしました。
呉娑々宇山は高尾山からの縦走の経験はあるけれど、
岩谷観音から高尾山周辺の岩場のリスクを考慮し、
今回は水分峡ルートを使うことに。
この辺りは、
3年前の西日本豪雨災害時に甚大な被害に遭ったエリアでもあり、
強雨のあとの状態に関心がありました。
波切不動明王が祀ってあり、
また、水分峡という名前の通り、
山と里の間の水の要所であります。
ソーシャルディスタンス&マスク着用山行。なぜか皆中腰?(笑)
滝を越えたのちの林道には、
山肌から何か所も水が流れ出ていました。
12時に差し掛かる頃、細い雨が落ちてきました。
雨雲レーダーでは30分から1時間の降雨予報。
いつの間にか午後の降雨確率が50%に変わっていて、
昨今の天気予報のリアルタイム感に感動しながらもついつい「なんの予告もなく変えんなやー」と悪態をついてしまいました、
和癒じゃない自分に反省m(__)m
歩いてきたのは広島湾岸トレイルのルートではなかったけど、
以前に歩いたときの記憶と高尾山からの縦走の地図を見ると、
ほど近い場所に屋根付きの「手づくり小屋」があったのでそこに退避!
小屋を設置してくださった地元の方々、
小屋で待っていてくれたお地蔵様、
この記憶をくれた、HWTの草刈り山行、
そして、「手づくり小屋」の存在を記載してくれていたHWTのmapに感謝!!
雨雲が去る前の小一時間、
おひるごはんとお茶タイムとゆったり過ごさせてもらい、
登頂は断念し、ここから、道の様子がわかる通ってきた道を使って下山することに。
汗だくになった登りの蒸し暑さから一転して、
ゆっくり目の休憩で汗が冷え、雨で冷え、
上着を羽織っていたにも関わらず身体の芯が冷えてきました。
この時期の熱中症対策、
コロナ禍における熱中症と感染症様症状への対応、
暑い時期にも起こる低体温対策、
実地での学びがぎっしり詰まった自主練山行のいちにちとなりました。
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こどもたちの看板に笑いがこぼれ、
目の前を駆け抜けていったのちに振り向いてがん見し続けるバンビちゃんを撮りまくり、
雨に濡れてしっとりと鮮やかさを増す緑に癒されて下山。