和癒師えんです。
Facebookのアルバムを振り返ってみました。
365日着物生活は2017年から。
丸4年が経ちました。
「着物でやってみたいこと」は今のところ思いつく限りやってしまっていて、
新たに何かに挑戦する?
その目標がぼわっとしていて、
緊張感が薄れてきた今日この頃。
コロナ禍で年末の外出の予定が1つ減り2つ減り、
家に居る時間が増える中、
「着物について」やってみたかったことに挑戦しました!
正絹の、袷のお着物のお洗濯!!
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もめんはもとより、
ウール、
正絹の単衣の小紋、
単衣の紬はすでにおうち洗濯で困ることもない感じ。
ただでさえ糸の強度が危ぶまれるアンティーク物は
おうち洗濯からははなから除外。
洗ってみたかったのは冬の日常着で活躍する紬たち。。。
着ているものはリサイクルのものばかりで、
購入金額はおおむね3000円くらい。
かといって、
気に入ってきているものばかりで失敗しても惜しくないとは思えないものばかり。
ドライクリーニング、、、
洗い張り、、、
ドライクリーニングは、身体上の理由からできれば避けたい。
洗い張りを頼むには覚悟が要る。。。
購入後何度も着たまま、
お手入れで悩んでお蔵入りになっていた3枚を、
ついに決意して洗濯機に委ねました!
無事にコンプリート(#^.^#)
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①洗濯機のおしゃれ着洗い
②広げて干して、生乾きくらいになったらアイロン
③畳んで、重しを載せてプレス
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① 洗濯機から取り出した瞬間、
裏地がある分
あまりのゴワゴワ感におののきます。
とはいえ、
やってみると思い出す、
ニットから果てはスーツまで、
せっせとおうち洗濯していた時代。
毎日ちゃんとしたお洋服を着て働いていた当時、
シーズン中は自分で、
衣替えの時だけクリーニングに出していました。
丁寧にプロセスを踏んでいけば何とかなったよな、
そんな記憶が蘇りました。
人生無駄なことはなにひとつない( *´艸`)
② 表地と裏地のバランスが合わなくなり、八掛が表に出てしまう、という話はよく聞いていました。
1枚目、柄織の部分は丁寧にアイロン。
2枚目、順調。
ところが3枚目!
洗った直後からのまるで餃子のような状態が、半乾きになっても解消せず(;・∀・)
八掛に強撚の縮緬が使われていて、
それがきゅきゅきゅーーーっと縮んでいるのでした。
そのままアイロンかけると八掛に合わせて表地にしわがついてしまうので、
まずは、縫い目を引き延ばしながら表地からアイロン。
1時間ほど悪戦苦闘。
しかし、餃子解消せず。
翌日、
今度は裏から、
スチームを当てながら八掛の縮みを伸ばしていくことさらに2時間。
現在進行中の3枚目。
まだもう少し餃子感が残りますが、
それでもかなり解消されました。。。
before写真撮ろうかなと思ったものの、
復活できなかったらと思うと撮る気になれなかったためafterのみ。
スチームなどの水分がまだ少し残っているのと、
乾いてまた縮むかも?な経過を観察のためあと1,2日干してみます。
③ ②が済んで畳んでみると、
全体的にふんわりしているので、それをプレスしてすっきりさせます。
重しはなにが、、、と家を見回して、発見!
まさかの、リノ&バー!!
コロナ禍でバレエのおうちレッスンのために仕入れた床マットのリノは重たくずれることもないので、
均等に重さをかけるのにちょうど良い!
で、
取り出して冒頭の仕上がり。
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*袷物を洗うときの注意事項
◎ 洗ったのち、表と裏とどちらがより縮むか、見当をつけておく。
◎ 生乾きのタイミングでアイロンかけないといけないので、
洗濯実行は自宅に居れる日の前夜、もしくは
朝いち洗濯、夜アイロン。
(生乾きまで半日くらい)
◎ 絹は熱に弱いから、アイロンで強度が落ちるのは必至。
そしてこれだけアイロンかけないと形状がもとにもどらないのなら、
水洗いの回数はできるだけ減らしてあげないとと痛感。
*袷を洗ってみて気づいたこと。
悪戦苦闘した3枚目は「あったかくて好き」と思っていて、
その理由のひとつが、八掛に縮緬が使ってあることなのかな、と。
裾まわりの感覚も好き。
他の着物のとろんとした感じよりもう少しふわっとしてて、
でも、
そこにどんな生地を使ってあるかとか注目したことなかった。
着るだけじゃなく、
扱ってみて初めて気づくこと多いです。
ようやく手が付けれた袷の普段着紬のお洗濯。
日常事は自分の手で、って生活のなかでの大きな宿題がひとつ、片付いて嬉しい年末(*^^*)
そして残す
小紋は、、、
お召しは、、、
洗わなくて済むような日常のお手入れ、扱いで逃げ切りたい、、、。