ひとくちに布ナプキンといっても,
いまやたくさんのメーカーや作家さんがいろんな趣向で作り,販売をしています。
★ 写真はとあるお店の布ナプキン販売コーナー。
その中にあって,
スペース・ムウの角張光子さんの取り組みである
『ひろがれ ひろがれ エコ・ナプキン』
の活動は,
「会」を作らず,会則も会費もなしに,個人の意志の発動のみで普及を続けるというもの。
ひろがれ ひろがれ エコ・ナプキン
角張 光子著 地湧社 定価1,000円(+税)
エコ・ナプキンとは,
無漂白のネル生地を縫い,草木染を施した,生理用手作りナプキンのこと。
(ひろがれ ひろがれ エコ・ナプキン はじめにより抜粋)。
「“手作りっ”ていいけど,なかなか時間も手間もかけれないわ・・・」
実際私も,最初の布ナプキンライフは市販のものからのスタートでした。
でも,この『エコ・ナプキン』の活動を知って,ワークショップに参加してみると・・・
昔の井戸端会議ってこうだったんだなって,
時代を飛び越えてしまったんです(^^)
ちくちく針を動かしながら,
草木染の染液を作る,ぐつぐつと煮え返るお鍋を囲みながら,
普段なかなか口にしにくい女性の生理のことを,
あっけらかんと話す時間の楽しいこと!!
女性の生理について,
環境のこと,
エコのこと,
性のこと,
こどものこと,
生理というものが,いかに命の真ん中,地球の真ん中の重要な位置にあるかを,
改めて実感する豊かな時間。
★和癒師えんが初めて体験したエコ・ナプワークショップの模様です。
これを機に,講習会だけでなく,近所の方,お友達・・・と小さなワークショップを開催するようになりました。
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作って,使ってみたら,
すごくいい・・・。
そんな体験をまた,次の身近な誰かに伝えて,
着実にひろがっていくエコ・ナプキンの輪は,
喜びと笑顔と温もりの輪でもあります。
エコ・ナプキンの材料である無漂白の生成りのネル地は,
その生成段階までもをしっかりと見守られた安心の素材。
エコ・ナプキンの普及を目的にした方にのみ,1メートル1,000円というボランティア価格で分けてもらえます。
この1メートルの生地で,大・中・小の三枚セットが二セットできます。
市販のものの値段には比べようもなく安い。
そして,
ワークショップを通じて・・・
あるいは,
ワークショップに参加できない方は,参考書である
『ひろがれ ひろがれ エコ・ナプキン』
をひも解くことによって・・・
エコ・ナプキン二セット計6枚だけではなく,
自分自身の生理のこと,
そこからひろがるたくさんの大切な知恵と情報を得ることが出来ます。
はじめはどんなカタチからでもいいです。
何年か使ってみてからでも,
最初の一枚からでも,
それでもいつか,
この愛情いっぱいの,ふかふかの無漂白の生成りのネル地で,
貴女の手の温もりを湛えるエコ・ナプキンを,
どうぞ作ってみてください。
一番左薄緑色が“よもぎ染め”,その右が“たまねぎ染め(鉄媒染),続いて“枇杷(びわ)染め,黄色が“たまねぎ染め”。
エコ・ナプキンの仕上げ,草木染は,クライマックスでとっても楽しい時間!
媒染液が変わるとまったく色が変わるの理科の実験みたいで興味深いです。
時期によって染まり具合がまったく違うことも,自然の営みを実感するきっかけになりました(^^)


