新作ミュージカル「ハートスートラ」
お越し頂いた皆様、楽しんで頂けましたでしょうか
ハートスートラとは「般若心経」という意味で
般若心経は観音様が舎利子に教えを説く内容となっていますが
この物語では、
現代に生きる「ゆう」が悩みの中、舎利子に語りかけられ
般若心経を理解し、苦しみを克服し、
ゆうが成長していく物語です。
全二幕でしたが、彼女は第一幕のラストには既に生きる苦しみから解放され
彼女自身が苦しむ人々に寄り添い、語りかけ歌うナンバー「今悲しくても」はグッときます
第二幕では更に般若心経の理解を深めてゆき、亡き父親の姿と舎利子が重なり合います
ゆう役の小此木まりさん
ダブル主演で御一緒させて頂きました
常に物語の要となる箇所で素晴らしい歌と演技でメッセージを届ける頼もしいカンパニーの主役
また御一緒出来る日を楽しみに僕も精進します
わたくしの師匠ブッタこと御釈迦様役の高野絹也さん
第一幕の般若心経を説明する上でブッタの物語を語らずにはいられません
小さい頃に読んだ手塚治虫「ブッタ」が印象的でしたが、
今回のミュージカルでは舎利子が回想する一つの物語として描かれています。
菩提樹の下で悟りを開いた御釈迦様が苦しむ人々に教えを説くナンバー「ブッタの教え」は神々しく涙が出ます
舎利子は「智慧第一」と呼ばれた御釈迦様の一番弟子
本当は御釈迦様より年上でした(笑)
観自在菩薩(観音様)を演じた谷口浩久さん
般若心経は観音様が舎利子に教えを説く物語
この2人の関係性はとても重要で、
今回それを谷口さんと徐々に深められたことをとても誇りに思います。
役者としても尊敬する先輩
岡智さんの存在感はどこでも色濃く、
特に第二幕ラストの耳なし芳一で演じた和尚が大好きでした。
素晴らしい先輩方に囲まれて沢山の経験をさせて頂きました
ノダクミこと野田久美子ちゃん
カンパニーの超ムードメーカーで、仲間達をよく見ていて素晴らしいメンバーです
ゆうの親友みすずのシーンで歌われるナンバー「誰かのために」のメッセージ
人は自分じゃなく誰かの為に生きたいと願う時に力が生まれる、生きる力が。
誰かの為に生きて、愛する人のために。
は、このミュージカルの格言と言っても過言ではありません
小此木&ノダクミの信頼関係から発せられる演技と歌に次の出番をひかえ舞台袖でグッときていました
常に個性的な輝きを放つ奈良坂潤紀くん
彼の存在感でこのミュージカルがより面白くなっています
M16の空即是色、M29の耳なし芳一の平家の侍役
どれを取っても力強くハートスートラを輝かせてくれました
白木美貴子さま
この方も小此木まり氏との信頼関係が舞台上で輝いていてM27幸せの花は涙なくしては見れません
ゆうがお父さんについて話すシーンはこの物語で一番大切なところとも言えます
ここの印象でこの物語の良さが伝わる大事なシーンでした
音楽監督久田菜美ちゃん
素晴らしい音楽を生みだしてくれました
演奏チームも素晴らしくハートスートラの核
新体操チーム
バルセロナ、アトランタオリンピックで素晴らしい実績をお持ちのリーダーリーダーの山田海蜂さんをはじめ
星野梓さん、浅沼圭さん、東川歩未さん、増井紬さん
皆様、素晴らしかったです
ミュージカルが異次元の空間へ誘われました
六行会ホールも素敵でした
またここに戻って来たいです
またこの素晴らしい作品「ハートスートラ」に戻ってこれるように、
僕自身も精進して、またパワーアップした舎利子をお届けしたいです
最後に、劇場に足を運んで下さった皆様に感謝です
ありがとうございました
次は6/24大地の詩プレミアムコンサート、頑張ります。
吉武大地