昨日はオペラ「君を呼ぶ声」のゲネプロ


いよいよ本番が明日に迫ってきました!!


約1時間のオペラですがテーマも今の時代に合った濃厚な内容になっています


いらっしゃる前に是非あらすじを読んでから観て下さい☆


そして生声の響宴をじっくりお楽み頂けたらと思います



【キャスト】

・音哉(オトヤ)/榛葉昌寛〈テノール〉
・澪(ミオ)/松井美有紀〈ソプラノ〉
・あかり/伊達伸子〈メゾソプラノ〉
・先生/吉武大地〈バリトン〉




【あらすじ】

第1場(夕刻)浜辺

歌手の音哉(オトヤ)は喉の手術をしないと命が助からないと知らされる。しかしその手術は歌うことが生き甲斐だった彼の歌声を奪うものであった。歌か命か...究極の選択に、命を選ぼうとしている自分を恥じ、自暴自棄になってしまい最愛の恋人澪(ミオ)に別れを告げてしまう。彼を愛する澪は「一緒に生きていこう」と励ますが、音哉には通じない。二人はじりじりと断崖の絶壁の上へと灯台の道を登る。


第2場(つづく夕刻)断崖

そこへ灯台に住むというあかりが現れ「私は龍の使い。もし、あなたたちがお互いのことをすっかり忘れることができたら、音哉に声を返してあげる」と告げる。しかし音哉はバカバカしいと言って立ち去る。は彼に声を取り戻してほしいと強く願うが「音哉のことを忘れられない」と嘆く。泣いているあかりは「男はみんな意気地なしなのよ」と囁く。やがては、あかりの子守歌に引き込まれるように眠ってしまう。


第3場(朝)浜辺

音哉はいつの間にか海岸のくぼみで眠ってしまい、龍の夢を見る。そして眩しい朝の光に目が覚め、のことを思う。歌うことで彼女を愛することができると思い込んでいる音哉は、歌えなくなる自分を嘆き、を忘れようとする。


第4場(昼)やや内陸の森、池のほとり

は龍の伝説を持つ池に辿り着く。そこで出会った絵描きの先生に「愛する人を忘れるには、どうしたらいいでしょう?」と尋ねる。先生は「まずは食って元気を出せ」と励ます。そこへ、密かに先生に好意を抱いているあかりが登場し「私のコーラスを聴きに浜辺に来て」と彼を誘う。先生は、妻を亡くしてから随分経っているが、次第にあかりに惹かれていく自分に戸惑っている。先生は浜辺に向かい、残された音哉のことばかり想う。そして龍が住んでいると言われる池に「捨てられない想い出ごと私をあげるから、彼をどうか助けて」と願う。そしてこの池が"深い地面の底で海と繋がっている"ことを先生に教えてもらっていたは「私は水の泡になり海まで流れ、音哉の声になりたい」と決意し、
池の底に身を沈める。


第5場(午後)岬の一本道

音哉のことばかり想い出し、彼女の幻想を見る。あてもなく歩いていると浜辺に向かう途中であかりに想いを伝えようか悩む先生と遭遇する。「大事なものをひとつ捨てれば、願いが叶うという伝説を信じるか」と先生は音哉に問う。そして、その問いに「歌が歌えても、澪がいなければ空しいこと」だと気付く。音哉は「澪と声...どちらかを選べというなら澪だ!」と声を振り絞り叫ぶ。


第6場(夕刻)浜辺

浜辺に打ち上げられた先生が見つけ助け出す。そこへを探しに来た音哉が駆け寄る。二人はずっとお互いの声を聞いていたと抱き合う。そこへあかりのコーラスの歌声が聞こえてくる。コーラスの歌声は、龍を呼び込むかのような不思議な響きへと広がっていく。やがてあかりは持っていた指揮棒を音哉に渡すと、何か希望を得たような力が音哉の体を駆け巡る。音哉は指揮棒を振り始め、自分が歌えなくなっても指揮者として皆に歌ってもらえることに喜びを感じる。そして先生は、迷うことなくあかりを抱きとめる。「さあ、みんなで一緒に息をするのよ!」あかりの一声に、浜辺は大合唱になる。


吉武大地の『Oggi』


昼公演は完売しておりますが、夜公演は当日券が出るそうです◯


キャスト、スタッフ一同、会場でお待ちしております!!