


私が、スプラトゥーンにハマってる。
でも、全然上達しなくて、凹んでる。
何連敗もすると、イライラして、家族に八つ当たりするという、なんて大人気ないこと。
XPなんて、下がり続ける。
娘から、そんな私へのアドバイス。
「1試合ずつの質を上げるんだよ」
「自分の立ち回りの何が悪くて、相手の立ち回りのどこが良かったのか、把握して」
「そんなことをしても、どうせ私にはセンスがないし、変わらない」
「どうせ」とか言って、どうしょもないオトナ・・・。
「上達の近道は努力しかない」
な、なにーーー!?
娘、あんた、すごいこと言うね。
名言が飛び出した。
*
スプラトゥーンは、娘がサンタさんからスイッチをもらって、お年玉でスプラトゥーン2のソフトを買って始めた。
以前、私は、ゲームなんて時間の無駄遣いと思っていて、冷ややかな目で見てきた。
オンラインゲームなんて、もってのほか。
見ず知らずの人とチャットして、どこかで待ち合わせして、誘拐されるかもしれないじゃん?
と、思ってきた。
でも、オンラインでバトルとバイトをするらしく、しぶしぶオンラインもできるようにした。
そして、案の定、ゲーム中の娘は姿勢が悪い。
そんなんじゃ、肩がこるし、目も悪くなるし、どーするのよ?
と、思ってきた。
娘の心が、不登校と受験勉強に耐えられなくなって、「死にたい」と思うようになるまでは。
「死にたい」と思うほど苦しんでる娘を目の当たりにしたとき、娘のすべてを受け入れた。
ゲームしてても、YouTubeを見てても、寝っ転がってても、なんでもいい。
生きていればいい。
その頃、
「ゲームとYouTubeは、精神安定剤」
と言っていた。
その時間は、嫌なことを忘れられるみたい。
「ゲームは、リビングのテレビにつないで、椅子に座ってできるようにすれば?姿勢はラクだし、大画面(と言ってもうちのテレビは小さい)で見やすいんじゃない?」
と勧めたら、そうすることに。
テレビにゲームをつないで、初めて、娘のスプラトゥーンの腕前を見た。
なんか、すごい動き。
イカになったり、ヒトになったり。
見てたら面白い。
自然と娘を応援してた。
娘は、負けると床を蹴って悔しがって、イライラするので、私の心もザワザワする。
何なのこれー。
でも、中毒性がある。
「スプラやんないの?やってよー」
と、娘にねだるようになってきた。
プロコンを買ってあげて、最大限のパフォーマンスを出せる環境を整えた。
娘は、チームでバトルに入りたいらしく、でも、私にはこんな難しい操作はできなさそうなので、夫にスイッチを買った。
夫があまり上達しなくて、バトル中に暴言を吐く娘。
お、お手柔らかにお願いしますよ?
ついに、私もやりたくて、スイッチ、ソフト、プロコンと一通りそろえた。
家族3人のグループで、バトルとバイトをやっても、私も夫もウデマエがイマイチで、娘から暴言を浴びせられる始末。
「ぬれーーー!」
「いや、今、死んでる・・・」
強いチームになって、バトルで勝ちまくるのが、娘の願いだった。
ほんと、すまないねえ。
こんな難しい操作ができて、バトルの状況判断ができて、娘、ほんとにすごい。
尊敬してます。
最近は、スプラには疲れたみたいで、音ゲーしてる。
スプラにハマってるのは、私だけ。