お母さん:40代なかば/週3派遣
赤ちゃん:小6/小1から不登校/AS診断あり/裁縫大好き/中学受験撤収
お父さん:省エネモードの会社員

 

娘の中学受験撤退については、こちら。

下差し

 

 

 

娘は、受験勉強に手がつかなくなって、受験をやめた。

 

どうして、勉強に手がつかなくなったのか。

 

私、母が思ったことを書いてみる。

 

私の気持ちを整理するための、単なる自己満な書き物。

 

 

娘が、ポツリと話してくれた2つの言葉に、その理由があると思う。

 

小5のころの話し。

 

 

 

たしか、どこかに出掛けようとして、玄関を出たときに言ったひとこと。

 

赤ちゃん「私だって、普通に学校に行って、放課後は友達と遊んだりしたいんだよ」

 

この時、そっか、娘は不登校の自分を認められない、自分を責めているのだと気付いた。

 

この歳で、まだ心も頭も未熟で、なんてツラい気持ちを抱えているのかと。

 

そんな気持ちでいることに、私はずっと寄り添ってあげられなかった。

 

私が将来への不安でいっぱいで、娘の心の内を分かってあげようとすることができなかった。

 

一番ツラいのって、ツラい気持ちを分かろうとしてもらえないことだよね。

 

簡単に気持ちが分かるなんて思われたくないだろうけど、私ができることは、分かろうとする姿勢を見せることだった。

 

あと、普通という言葉。

 

なにそれ?美味しいの?

 

要は、マジョリティーということだと思う。

 

不登校は、マイノリティー。

 

マジョリティーになりたいというのは、自然な心の動きだと思うけど、自分を認められないのはしんどい。

 

 

 

もうひとつ。

 

塾から帰って来た時に、ベッドに一緒に座って話した。

 

赤ちゃん「また不登校になったらどうしよう」

 

そうか、そんな不安を抱えていたのか。

 

毎日、娘といるのに、一体娘の何を見てきたんだろう。

 

ほんとに、不登校を認められなかった自分を殴り倒したい。

 

アホか、って。

 

お母さん「大丈夫だよ。その時は、いっしょに考えよう」

 

と、返したんだけど、これは、学校に初めていき渋ったときに言うべきだった言葉だ。

 

大事なのはもっと違うことだよ。

 

不登校とか登校じゃなくて。

 

一番大事なのは、メンタルだよ。

 

 

 

自分を認められず、将来に不安を抱えながら、がんばり続けてきたんだ。

 

心が耐えられなくなって、勉強が手につかなくなったのだと思う。

 

 

そういえば、夫も私も、偏差値がどーのこーの言ってたことも思い出した。

 

ほんとバカだったね。

 

そんなものでは、娘は幸せにはなれない。

 

 

 

中学受験は、大半の子が苦い思いをするものだと、本で読んだ。

 

娘は、受験する前にあきらめた。

 

私は、あきらめていい、と思ってる。

 

 

 

娘の雄姿を見てきて、それは、私が無理にがんばらせたところがあったけど、いっぱいほめてあげたい。

 

電車や最寄り駅で、通っていた塾の広告を見て、娘の気持ちがざわついたときに、背中をさすってあげたい。

 

ざわつくのは、娘を心配する私の方かもしれない。

 

心配するなんて失礼かな。