瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。

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先生がモンゴルに行った時のお話です。

 

 

 

 

先生:「モンゴルの子供達って基本味が付いているものを食べたことがないのよ。」

 

 

 

全員:「!!!!

 

 

 

先生:「調味料なんて持ってないから。なので芋だったら茹でただけ。お肉も焼いただけとか、野菜の葉っぱにしても”これは野菜?とても食べれるサラダとは思えない。。。”っていう葉っぱとかを菜っ葉として食べてるのね。なんなら、生えている草を口で千切って食べてるから。でも、まずいという概念がないの。美味しいというものを食べたことがない。その感覚さえ持ったことがないから、”あ!食べれるものがある。食べれた。”っていう感じ。で、ムシャムシャ食べるからどれどれって思って『いただきます』って言って食べたらもう飲めない。」

 

 

 

全員:「・・・」

 

 

 

先生:「もう食べれない。一噛みしたら最後。もう丸呑みしないとだめ。もうなんとも言えないエゲツない”マジか!!”って思う苦さと、口の中にザラザラ残るの。最低限飲めるまでに千切ったら飲むっていう感じで、でもその子達は甘いのか苦いのかなんなのかそういう概念もない。

 

だから、”意味づけをせずに生きてきた子達ってこういう事かなぁ”って。だから幸せそうだったよ。マズイものが世の中に存在していないと思うからね。私たちはもうそこまで仙人みたいな生活はできない。」

 

 

 

年美さん:「もう無理ですね。知ってしまったから。」

 

 

 

先生:「そうね。できないけれども心はある程度仙人ちっくな方にもう一回戻った方が良さそうよ。今の人たちって。すごくそれ思うの。人は生まれて最初の2ヶ月ってぼーっとして生きてるでしょ?」

 

 

 

年美さん:「ぼーっと!?一生懸命生きているんだと思いますけど(笑)」

 

 

先生:「ぼーっとしてるじゃん?あの子達瞬きをそろそろ初めてボーッとしてて、時々目があったらニッコリ笑う。『いや、この子笑った音譜』って母心にそう言うけど、あの子達は笑ってるんじゃないんだよね。条件反射なだけで何にもわかってない。まだ脳が境界線を作ってないから、まだお母さんのお腹の中でチャポチャポ浮かんでいるのと認識が変わってないの。お腹の中でも一人で笑っているからね。たまたま目が合っただけなのに、母は『この子と目が合った。今笑った音譜』ってなるの。ただの条件反射なのに爆  笑

 

その、私っていう概念が彼らにはないからね。お母さんと目が合っている。お母さんという認識もない。外の世界や私であるということも全然ない。例えばパチンと叩いたら『ぎゃー』って泣くじゃない?でもあれって痛いっていう概念もなくて、ただの条件反射なだけで、私の手が痛いっていう【私の手】という自我の確立ができてないから、何か不具合の何かがあってイヤだって感じで泣くの。

 

向こうの方で何かが落ちてパリンと割れたのと、手をパチンと叩かれたのと何も変わらない。まだ境界線がないから全部が1つのワールド。比べるものがないの。自分もないから。本当に宇宙しかない。」

 

 

 

年美さん:「なんか不思議な世界ですねビックリマーク

 

 

 

先生:「生まれて目が合っているのに、オッパイももらっているのにね。だから寂しいもない。全てが自分だから。だから神だよね。説明がすごく悪いけど、あの感覚は我々は覚えていないし、子育てをしたみんなもその子がそんな感じだという認識もないけれども、事実脳が境界線を作り上げてない時というのはボーッとしているの爆  笑

 

 

 

全員:「爆  笑爆  笑爆  笑

 

 

 

規子さん:「こっちが全部意味づけしていました。」

 

 

 

先生:「そうそう。全部条件反射なの音譜

 

 

 

年美さん:「そう思うと寂しい汗

 

 

 

先生:「目指せあの領域なわけよ。」

 

 

 

年美さん:「赤ちゃんは未完成だと思っていたけれど完成なんですね。」

 

 

 

先生:「赤ちゃんが一番完成。そっから我々はボロボロになっていくの。」

 

 

 

年美さん:「欲もいっぱい持ちますしね。」

 

 

 

先生:「だからいつも瞑想をお伝えするけど、まず私から。私が幸せでありますように。私の大切な人も幸せでありますように。私が嫌いだなと思う人も幸せでありますように。そして私を嫌ってくる人も幸せでありますように。生きとし生けるもの全て、みんなが幸せでありますようにと、自己を中心として放射線状に幸せオーラーを出していくとイヤイヤながらやっていても、その私と私の気にっている人、私が嫌いな人、私を嫌っている人ってここの境界線があるから我々はややこしくて、ここをぶち壊していくということなのね。

 

すると一番完成された赤ちゃんのような感覚。私が全てであったという感覚。その大きな心になっていくと、いろんな学者の方が仰っていてすごく上手な人だったら毎日ちゃんと訓練してたら2年でそうなるって。」

 

 

トヨさん:「ちゃんと訓練しても2年あせる

 

 

 

年美さん:「それになるとどうなるんでしょうね?」

 

 

 

今日は区切りがいいのでこの辺でバイバイ

 

 

私も前々から赤ちゃんが一番すごいと思っていたので話を聞けてよかったです。子供の頃お正月とかで父の実家に行くと、叔父さんたちが集まっていて、そして赤ちゃんも来ていて、その赤ちゃんは私の大嫌いな父にも私にもおじさんも分け隔てなく笑顔で笑っていたのを見て、ただただ”すごい!この子に負けたな”と思ったので、赤ちゃんが最強だと思うし、やっぱりその最強の子がどうなるかは養育者の影響が本当に重要なんだと思います。

 

子供が欲しいと思っている人は、産む前にこういうことを知っておいたらいいのにと思いました。すでに今あるのかもしれませんけどね。私産んだことがないからわからないから、、、