過去に一度だけ親しかったけど絶縁した友だちがいます。絶縁したのは後にも先にもその人だけ。


10代前半の多感な時期に友だちになり、20代途中で絶縁しました。



正直、今なら距離をおくコトで結論を出さず絶縁などしなかったと思うけど、その当時は若くて、自分の気持ちに正直過ぎて、絶縁の印籠を渡さないまま曖昧にするのは相手に失礼に思えたのでした。


その子は御三家F女子を幼稚舎から通っていた、生粋のお嬢様。


良い子でしたよ、はい。そして仲が良かった。

うちにも泊まりに来たし、彼女の家にも泊まりました。

彼女のお父さんの会社の花火大会パーティーにも連れて行ってもらったし、彼女別荘にも良く行きました。

我が家にも良く泊まりに来ました。



彼女のお父さんが亡くなってからでしょうか?

彼女が落ちた会社を私が入社してからでしょうか?

私が結婚してからかもしれません。



彼女の言葉のトゲはそもそもあったかもしれないけど、気になり始めたのはその頃からでした。


そして男にだらしなかった。

自分の教えている子に手を出して、悪びれもなく燕ちゃんと呼んでいた。


彼女の見た目はいわゆる清純派お嬢様、私はファンキーなものが好きで決して清純派ではないタイプ。


けどね、私は派手に見えるかもしれないけど決して自分の学生には手を出さない。てか、かなり色々潔癖なんですが、彼女は違った。

2人で話す時は違ったのに、みんなと話す時は上手くニュアンスを変えて私をコケにして落とした😭




私は彼女の友だちにも良く紹介されました。

彼女の幼馴染や、彼女の大学の友だち。

馬鹿な私は彼女の友だちにもノコノコあって

そして彼女にコケにされ不愉快な気持ちになる事が多々あった。

別に私、彼女の友だちに紹介されたから彼女の世界を見ていたものの、彼女の世界には興味なかったからそこで落とされようが、どうでも良かったけど、腹は立ちますよね。私は自分の友だちを誰かの前で落とすような事はしないから。



でも今思うと、何が嫌だったって。


清純派なフリして、(汚い事しながら)

「こんな目立つ友だちとも仲の良いの私」みたいに、私を引き合いに出して、色んな人に紹介しつつ(その当時、私目立つ感じでしたし)、私がノコノコそこに行きみんなと仲良くなると、言葉をうまく使って落としていく、その姿にウンザリしたのと傷ついたんだと思います。


何でも話せる本当に仲の良い友だちだと思っていたから。私なりに大切にしてたんです。

だから若く、多感な私は、彼女そんな行動に傷ついた。


ふっと彼女を思い出しながら、ぼんやり。

失礼だけど、本当に失礼な事だけど、

きっと彼女みたいな人が不倫するんだろうな…と。



若い燕ちゃんとかかは分からないけど。



彼女は自分を好いてくる相手は決して切らなかった。いつまでも飼い殺しのように思わせぶりな態度をしながらつないでいた。


私は、仲良かろうが告白されると、とにかく斬斬りするから、それこそ絶縁的にもう二度と私を好きと思わないくらい💦私の性格的に、モヤモヤ期待させるのは無理なので。



でも彼女が切らないのは彼女が優しいからだと思っていた。

そうじゃなかったって事に一緒に旅行した時に分かった。




燕ちゃんについてもそう。

私はその頃、大学で助手をしていたのだけど

あの時同じような状況で、私はそんな事絶対にできなかった。


チャラく見えるかもしれないけど彼女みたいに思わせぶりな態度はしないし、そもそも私はずっと夫と一緒だったしね。

彼女は私が無視してても男にいいのられるのは、私に隙があると否定してたけど、私は正直子供の頃からモテていたし(母が言うには保育園の時から)潔癖だから、思わせぶりな態度はしない。


彼女はまだ未成年の燕ちゃんを作っていた。


彼女は燕ちゃんを作れる人だった。


ある不倫してるブログを見た。

家庭もうまくいってるけど、婚活サイトに独身と嘘をついて興味本位で登録して、独身男性と付き合っている人。独身男性がその気になった頃、結婚してると伝える…なんて、まるで彼女のよう。


そしてその人は、まるで彼女のような悩みを書いていた。

彼女のように悪びれもなく、おじさんの燕ちゃんの婚期を流している。そこに愛はあるのだろうか。そこに優しさはあるのだろうか?



そのブログを読んで私は彼女を思い出した。

私は何であんな仲の良かった友だちと縁を切ったのか。何となくあの頃はぼんやりしてたけど、私が彼女を優しいと思っていたのは優しさではなくエゴだった事。


私を好きだった訳じゃなく、私をマスコット的に飾りとして自分の周りにつけて、結局私の事を否定していた事。


平気で嘘をついて、清純な顔して、やってはいけない燕ちゃんをつくり燕ちゃんの人生を狂わせていた。


あの頃は言葉にできなかったけど

きっと私はそれを拒否したのだろうな…