上の子はなんでも覚えるのが早かった。

特に幼児教育なんてしなくても、2歳になる前にアルファベット、カタカナひらがなを、読め、ほぼ書けた。


どこに行っても驚かれ、子ども園でも、小学校でも皆に一目置かれてマドンナと言われていた。


親戚の中でも大人たちは喜び(無責任だ)下の子は放置された。


私は下の子の心に劣等感が残らないように常に気をつけていた。


下の子の良さと上の子の良さは全く違う。


比べて育てる事は決してしなかった。

けど、下の子にはよく言われた

上の子ちゃんは頭いいのにってお母さんだって思っているでしょ!


私は良くその言葉にブチ切れてた。

そもそも頭いいって何?偏差値?勉強のできるできない?確かに上の子は勉強はできる。けど、世の中それが全てじゃない。あなたは工夫する。それは頭良く無いの?

勉強で決まると思うつまらん人生送るな。しかも人にはそれぞれ脳のシナプスが繋がる時期がある。上の子は確かに早かった。産まれた時から繋がったいた。でもそれは早い遅いなんて誤差のうち。そしてあなたは工夫する。あなたは努力してきた。努力できる力は頭の良さをも上回る。頭がいいとか悪いとか、何ができるできないで私は2人を育ててない。ただ幸せな生き方をして欲しいと思って、そのために何を身につけたらいいか、何を教えられるかだけ考えてきた。そんなお母さんに向かってそんな薄っぺらい言葉をぶつけないで。

そしてできない事を何かのせいにしないで。ちゃんと向き合って。できない事を悪いなんて言ったことはない。大切なのは現状とどう向き合ってどう解決するか。

あなたは十分賢い。自信を持って。私の自慢の子どもなんだからムキームキー





この前義母に、

下の子ちゃんは未知数ね。本当に面白い。

何よりカーニさんが、比べずに育ててきたのがすごいと思うの。上の子の出来の良さに下の子がいじけないようにちゃんと育てて偉いわ!

下の子ちゃんたのしみよ。本当に頭の回転が速くてどんな思考回路になってるのかしら。これからどうなっていくのかしら?


と言われた。



そう、2歳しか離れてない2人で、特性が全く違うから、下の子に劣等感が生まれないように大変だった。

2人とも、それぞれがそれぞれで素晴らしい‼️そう自分自身を肯定して育って欲しかった。


それを義母言われた時は少し泣きそうになった。


周りの大人たちはいつも残酷で無責任で思った事を好き勝手言う。

もちろん義母もだったよ。周りの大人たちは全員そうだった。


だけどようやく下の子は下の子で、自分を守る武器を持ったのだ。そして捻くれず直向きに頑張る力も育ったのだ。


下の子はようやく頭のシナプスが繋がった感じがする。そもそも早熟タイプでは無いのだ。下の子にとっては、私が守ってきたあの子の良さはこれから開花されてくるのだ。


今、下の子が強かに前向きにそして何より自分を信じて前を向いていることが、私にとっては嬉しく、そして義母に言われた事がありがたく、そして私の子育てを肯定された気持ちになった。