Karate
Super Channel
vol.9
正道空手&吉本新喜劇
中田はじめ先生!
大阪発祥の文化、「吉本新喜劇」のアンパンマンと言えば、言わずと知れたこの方、
中田はじめさん!
大阪を中心に大人気の中田はじめさん、実は生粋の空手家で「正道会館貝塚支部」の支部長!
以前、「月刊正道」で道場を取材したこともありますが、とにかく基本に忠実で懇切丁寧。
「芸能人が趣味で空手をやっている」
なんてレベルではありません。
本物中の本物です。
幾つの年齢からでも、本物の空手を学んでみたいと思う方は中田はじめ先生の指導お勧めです。
その人の状況に合わせて無理のない指導をして下さいます。
正道会館総本部に稽古に訪れた中田はじめ先生に空手を伺う
―中田はじめ先生にとって空手とは
そうですね、生まれて52年で、14歳から空手はじめてますから、もう38年、人生のほとんどですね。
時々は、休んだこともありますけど、何かあれば戻ってきたのは、この正道会館の空手の世界ですね。
―中田はじめ先生が空手から得たパワーとは
やっぱりね、僕が吉本新喜劇に入門する前っていうのは、「実戦空手の黒帯は五百人に一人の世界」の時代だったんですよ。まぁ、「その中で僕は黒帯取ったんや!」という気持ちが、人生で壁にあたった時に、心の支えになりました。
それが良かったと思います・
―正道会館の貝塚支部長として
少年部の場合は、黒帯になるということだけじゃなしに、「どうやってマスターする」とか、「どうやって壁を乗り越えるのか」とか、空手でそういうことを身につけるのが大事やと思います。
中学校に入ったら、クラブ活動とかで、野球とかサッカーとか行く子もおるでしょうけど、空手に進まなくても、それまで空手で学んだ努力の仕方とか、気持ちの部分を含めて必ず役に立つと思います。
―すべての人に役立つ空手ですか。
みんながみんな、職業として、空手で生きていく、空手で食べて世の中を渡って行く訳ではありませんけれども、空手で培った生き方、心得、努力の仕方を使って、世の中を渡って行く、生きていくということは誰もが必ず出来ると思います。
空手のテクニックとかだけじゃなしに、生きるための魂とか精神とかそういったものを大事にして貰いたいなと思います。
―選手としてのご活躍は。
ま、色々と出ました(笑)。
吉本新喜劇に入るまでは、そりゃもう、「空手で世界一目指したるわ!」みたいな感じでしたよ。
漫才始めてから、正道会館の大会全日本大会とか他流派の大会とか出ました。
正道空手学んで、吉本新喜劇で空手部を作って出ようということになって、「お笑い空手道 吉本会館」という道場名で出たこともあります(笑)。
※秘話
今回は関係者の許可を取っていないので、残念ながら書かずに置きますが、若き日の中田はじめ先生、空手界の物凄い大物とも大会で激突して、惜しくも判定負けで敗れています。
「いやー、相手があそこまで有名になって下さったから、僕も自慢できるみたいな(爆笑)!」
中田はじめ先生(談)
花月の舞台で、アンパンマン、石原裕次郎、力道山、色々な芸で客席を爆笑させる中田はじめさん、素顔は誠実でぶれない本当に真面目な空手家です。
思えば、吉本新喜劇は常に観客の方々が見守る失敗できない真剣勝負の舞台です。関西人の多くの方々は、この真剣勝負の舞台に、世の中の辛さや哀しさを忘れて明日への希望を咲かせるんです。
大阪にはこんな言葉があります。
「笑いは人生の薬や。副作用のないホンマにええ薬や」
吉本新喜劇をさした言葉です。
空手もまた、副作用のない薬ですね。
Karate Super Channelは
「気合いはクリーンエネルギー、空手で元気力発電!」
と考えています。
ちなみに中田はじめ先生は歴史について正しく博学!
今年、素晴らしい女性とご結婚されました。
おめでとうございます。
Karate
Super Channel
©Takeru Fudo
写真 文 不動武
9月16日UP