空手仙人岸信行 他人のためにも、自分の好きなことをやる               不動武 | 能城国際行政書士事務所のブログ

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岸信行の言葉 :

 今、人生に行き詰まって、苦しんでる人が多いと思うけれども、その人以前に社会が行き詰まってるんだと思うね。
今の日本の近代化が始まって150年ぐらい、第二次世界大戦の後、アメリカのコピーして70年、その成長の中で生きて行くために自分を偽装している人も多いだろう。生活優先、給料優先でね。
この偽装の鎧(よろい)が実に重くて動きにくいだろうね。
俺の仕事っていうか、生きる方針というのは、実に二つしかない。
「空手に対する情熱と人に対する愛しさ」
それだけだ。
俺は何にもない人間だが、空手に対する愛情だけはあるつもりだ。そして、俺みたいなものにでも、
「空手を教えてほしい、空手で自分自身の人生を何とかしたい」
という人がやってくる。
その人達の生きる力になれることはとても嬉しいよ。
俺は岸道場で強い空手家を作ろうなんて思ってない。悩んで苦しんでる人の力になれる方が嬉しいし、有り難いよ。
自分の個性を生かした好きな道に情熱を注いで、人の役に立てる。人間の「自然な幸せ」だ。
ま、俺も好きな空手のために、家出して空手やった訳だけど、俺が空手やってなかったら、きっと、アル中か廃人になってたよ(笑)。
好きなことをやるより親不孝だよね。
「好きなことを他人が喜ぶまでやる」
生き方も良いと思うよ。
やるからには、好きなことを徹底的にやるんだよ。自分の責任でね。
(聞き書き 不動武)