こんばんわ
Daigoでっす
昨日はカメテクご覧いただきありがとうございました
昨日の写真で光芒の事を
少し書きました
ハートフルさんから少し光芒についてコメントで聞かれたので
ちょっとだけ記事にしてみたいと思います
灯りの光源の部分がぼやっとした感じではなく
尖がった感じになってますね
レンズの絞り羽というのは
レンズの中にあるもので
レンズのF値を変更すると
F値を小さくすれば開き
大きくすれば閉じていく感じで
光の通る量を調節してるんですね
この羽根の数が絞り羽の枚数という事になります
絞り羽の事を書いてくれてるホームページがありましたので
こちらもご覧ください
絞り羽はレンズによって違います
どこのメーカーだから何枚絞りとかっていうのもないので
それぞれのレンズを調べる必要があります
光芒としては
絞り羽が奇数だった場合
光芒は倍の数になります
絞り羽が偶数だった場合
光芒はそのままの数になります
ざっとですが絞り羽によっての光芒の違いを見てみましょう
FA31mmLimited
絞り羽枚数9枚
①9枚羽根 F16
②9枚羽根 F8
③9枚羽根 F4
④9枚羽根 F2
9枚羽根という事は奇数なので光芒が倍になります
なので18本になります
それがF値が大きければおおきいほど
とがってくるわけですね
F値が小さい方が
尖がり感が少なく柔らかい印象をうけます
それではカメテクの写真に使った
8枚羽根のFA43mmでみてみましょう
偶数は光芒の数が倍にならないので8本になります
①8枚羽根 F16
②8枚羽根 F8
③8枚羽根 F4
④8枚羽根 F2
8枚羽根だと光芒の数が少なくなるので
スッキリした印象になりますね
8枚羽根でもF値が小さければほぼとんがりがわかりません
結果
F値が大きければ大きいほど
クロスフィルターのようになる事がわかります
夜景やイルミネーションで光芒を出したいという事になると
F値をかなり大きめにしないと光芒が尖ってくれません
という事は手持ちだと
ISOがあがってザラザラしてしまう
被写界深度が深くなって
背景をボカす事が難しくなる
ピントが合う幅が増えるので柔らかい雰囲気になりずらい
そういう別の問題が発生します
なのでイルミネーションなどでF値を大きくして
光芒をとがらせるとしたら
①三脚を使う
②長秒露光(SSを長くする)でISOのザラザラ感を無くす
という事が必要になってくるかな
ただ偶数絞り羽枚数のレンズって
あまりないのが現状です
メーカーではCANONのEFマウントでは多いみたいですね
EF-Sのレンズもズームレンズで偶数羽根枚数というのもありそうです
偶数羽根のレンズ持ってないという方は
オールドレンズでは6枚羽根とか結構あります
わがペンタックスの琢磨君も多そうです
Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:1.8/55 6枚羽根
Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:1.4/50 6枚羽根
Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:3.5/135 6枚羽根
Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:4/200 6枚羽根
Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:3.5/35 5枚羽根
Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:2/35 6枚羽根
Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:3.5/28 5枚羽根
Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:4.5/20 5枚羽根
Super-Multi-Coated Macro TAKUMAR 1:4/50 5枚羽根
Super-Multi-Coated Fish-eye TAKUMAR 1:4/17 6枚羽根
この場合は5枚羽根のレンズは奇数なので光芒が10本になり
6枚羽根のレンズは光芒が6本になりますね
偶数絞り羽のレンズが欲しいけど持ってるカメラのマウントではないっていう方は
オールドレンズも考えてみてもいいかもしれませんね
ミラーレスカメラだったらマウントアダプターで使えるので
今回の説明で何処まで伝わるのかわかりませんが
今日はこのへんで終わりとさせていただきます
こういうのってなかなか難しいかと思いますが
レンズでの表現の違いの一つとして
頭の片隅にでもいれてもらえたら嬉しいです