前回の記事で予告したように、今回はおなじみのあの役・・・
「一気通貫」です!
一気通貫、通称イッツーは多くの初心者の方が好む役です。
僕も初心者のころは、イッツーが大好きでした。
なんか形が美しいですもんね(笑)
ただ、上手くなり始めると、だんだんイッツーを敬遠するようになります。
牌効率を重視するようになるからです。
牌効率とは、「聴牌に至る確率・早さ」のことをいいます。(wikipediaより)
要は、牌の受け入れ枚数が多くなるように良い形を残すことにより、聴牌の確率を上げるということです。
イッツーを狙うと、カンチャンやペンチャンが多くなり、受け入れ枚数が減るので、
イッツーは早々に見切りをつけて、両面ターツを作るように意識する方が多いです。
例えばこのようなとき。
ツモ
ここでを切り、イッツーに見切りをつける方が多いのではないでしょうか。
確かに、を切ってものリャンカン形が残り、ツモのロスがないので、受け入れ枚数は最大になります。
しかし、僕は切りをオススメします。
というのも、ここにをツモった場合を考えてみてください。
このような形になります。
ここで何を切りますか?
受け入れ枚数的にいえば、を払ったほうが良いように思われます。
ですが、僕はを切ります。
実は、イッツーが確定する場合、両面ターツよりもイッツー確定のペンチャンの方が優秀なのです。
ご存じかとは思いますが、イッツーも鳴いて上がることが可能です。
つまり、を鳴くことが可能なわけです。
三色の記事でもお話したように、チーができると、単純に考えてツモのみよりも2倍の確率でほしい牌が手に入ります。
ということは、両面残しとほぼ同じ確率の聴牌チャンスがあるということです。
さらに、もし面前で聴牌すれば、リーチイッツー(+平和)で最低でも5200点はあります。
両面残しならリーチ平和で最低2000点しかありません。
若干、面前の聴牌確率は劣りますが、打点も考慮すると、残しのほうが優秀であるといえます。
「けど、それは運よくをツモれればの話で、の両面ターツを残したほうがいいんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、を切った場合に発生するロスはの受け入れがなくなることのみです。
もしをツモった場合、このような手牌になります。
あまり手が進んだとはいえないし、高い手になる見込みはほとんどありません。
それならば、ツモのロスよりも、ツモのロスのほうが手痛いですよね。
このように、イーシャンテンになったときの形を想像して、より優秀な形が残るように打牌を選択してください。
ちなみに雀荘ならば、がチーできるので、なおさらを残したほうがいいですね。
今回はいつもより難しい内容になってしまいましたが、これだけは覚えておいてください。
両面ターツよりも、イッツー確定のペンチャンのほうが優秀である
牌効率を求めて、受け入れ枚数だけで考えないようにしてください。
それでは今回はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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次回もイッツーの狙い方についてお話していこうと思いますのでお楽しみに!