●「コンビニのおにぎり」と「お家のおにぎり」は違う食べ物♪
今、大手コンビニさんが「おにぎり」のCMをしきりにテレビで放映しています。
コメが違うとか、具材が素晴らしいとか・・・
確かに素晴らしい具材だと思います。
そして確かにおいしい。
海苔もいいものを使っています。
最近はこそ余り僕はコンビニのおにぎりを食べませんが、以前は良く買って食べました。
朝早い時とか、夜遅くて、ちょっとだけ食べたい時とか、本当に便利で、おいしい。
でも家で作るおにぎりとは味が違いますね。
コンビニのおにぎりは「油」が使われています。
食べればわかります。
確かに、油でコーティングされているとべちゃべちゃしないし、口の中でほろっと崩れます。
包んであるビニールにも米粒がつきにくい。
これはこれでおいしいのですが、やはり昔から家庭で食べられていたおにぎりとは「違う食べ物」だと思います。
同様の食べ物に「カップ麺」があります。
「ラーメン」だったり「焼きそば」、「日本そば」、「うどん」などがありますが、これも普通のラーメンなどとは違いますね。
「カップ麺」と言う名称の、ラーメンや日本そばとは「全く違う食べ物」だと思います。
スープは粉末をお湯で溶いたものでも、熱々だったら結構ラーメン屋さんのものに近いものもありますが、麺はフライ麺でもノンフライ麺でも、まったくラーメン屋さんのものとは異なると思います。
冷凍食品になると話は別で、ほぼほぼ同じ食感、味のものもあります。
ね。
細かい粉末のものや顆粒状のものがありますが、どちらもドリップで入れたコーヒーなどとは「全く違う飲み物」だと思います。
こればっかりは目隠しして飲んでも、インスタントと淹れたコーヒーの違いはわかるのではと思います。
勿論、コンビニのおにぎりもカップ麺もインスタントコーヒーもそれはそれでおいしいんですし、僕は好きです。
でも、それらはオリジナルとは別のジャンルの食べ物に分類されるのではないかと思うんです。
また「似て非なるもの」を探してみますね。
家庭で作るおにぎりの具材もいろいろあります。
一般の家庭では「おかか」、「しゃけ」、「梅干し」、「たらこ」、「めんたいこ」あたりが定番の具材でしょうか。
僕がおにぎりで思い出すのは、中学校時代の冬の剣道部の朝練の時のこと。
まだ暗い真冬の6：30くらいに学校に行って、授業が始まる前に剣道部の練習がありました。
毎朝、母がおにぎりを作って持たしてくれました。
食べ盛りでしたから、大きなおにぎりを３個と、焼き鮭のおかず位を毎朝用意してくれました。
具材は毎日変えてくれましたが、必ず毎日同じだったのが、「紅ショウガ」のおにぎり。
これが何だかおいしくて、母のおにぎりと言うと、必ずこれを思い出します。
旅館で忙しく、前の晩も深夜12時まで働いていた母が、朝練に行く僕よりも何時間も前に起きて、寒い台所でおにぎりを握ってくれてたその有難みが
当時はわからなくて。
もっと感謝の気持ちを母に伝えていなかったことが今になって本当に悔やまれます。