●インバウンド(香港からのお客様)♪
ここ数年、外国人の訪日数がどんどん伸びています。
その方たちが国内に宿泊してくれる様に、旅館やホテル業界は獲得に一所懸命です。
外国人の国内宿泊を「インバウンド」と呼んでいます。
最大のライバルは「民泊」。
公式な民泊だけでなく、違法民泊が多いのには驚かされます。
ゴールデンルートと言われる、東京や京都だけでなく、富士山の近くの河口湖や北海道、長野の温泉など、段々と外国人の方たちの宿泊するエリアが広がってきました。
千葉県は日本の玄関口「成田空港」があるので、さそかし外国人の宿泊が多いかと思いきや、そうでもありません。
勿論、成田やディズニーのある浦安や近くの幕張あたりには非常に多くの外国人が宿泊しているそうです。
房総半島では、鋸山あたりには外国人が多く訪ねてきてるそうなのですが、それ以南にはまだ外国人の方たちの宿泊は多くはありません。
外国人の方たちが喜びそうな「お猿さんが入る温泉」とか、「絶景」とかが南房総地域には欠けているのかもしれません。
また、折角成田空港があっても、そこから南房総に入ってくる直接的な交通アクセスがないのもマイナスポイントです。
当館でもしかり。
昔からポツポツ外国人の方たちはいらしていました。
近くに大手通信会社の海底ケーブルの基地があるのですが、そこに出張で来る外国人の方やフラワーマーチに参加するヨーロッパの方たちの宿泊は定期的にあります。
そんな中、先日、香港からのお客様が6名様で2泊して下さいました。
交通手段は成田からレンタカー。
そう、レンタカーで移動する外国人の方も多いそうです。
日本人の方にお出しするのとまったく同じお料理をお出ししました。
↓これは舟盛りの一例。こんな感じでした。
↓これはアワビ踊焼きの一例。今は陶板で焼いています。
一泊目に、まず舟盛りをお出ししたところ、すぐに完食して下さいました。
またアワビ踊焼きも完食。
おいしいと言ってくれて嬉しかったですね。
食の都、香港からのお客様ですから、海鮮ものや日本料理には慣れていらっしゃるんですね。
翌日は房州イセエビのお刺身などをお出ししたのですが、これもきれいに食べて下さいました。
一泊目の食後に翌日の別注文料理のリクエストがございました。
「ウニ」が食べたいとのことでした。
しかしながら、ここ南房総ではいいウニが量的にも多く獲れません。
それでも数軒の魚屋さんに問い合わせたのですが、ありませんでした。
お客様には申し訳ないことをしました。
2泊してお帰りの際に、次は直接メールで予約をして下さると仰ってくれて、スタッフみんなと涙がでる位喜びました。
会話は英語でした。
かつては外国人と英語で話す仕事をしていましたが、流石にブランクが長く、私も妻も流暢なコミュニケーションとは行きませんでしたが、気持ちは伝わったのかなと嬉しくなりました。
いっちょ、インバウンドやってみますか!!
【魚拓荘鈴木屋】 鈴木健史 電話:0470-44-2811 http://www.gyotakuso.com/