劣等感だけで押し潰されそうな夜。



眼ぇ瞑っても、
全然眠れないし、

何をするにも、
明日は仕事。


どうする?




どうしょうも無いくらいにしか、
自分を保てない情け無い夜。


まずは。

何からだ?
極端すぎるの、
良くないよ。

なんてよく人に言われたりするけど。


バランスが、
大事なんだよ。

と、よく人に言われたりするけど。



たとえばシーソーの。
真ん中に全部載せちまうのも、
両の端っこの端っこギリギリに同じだけ載せちまうのも、
その最終型は一緒なんで。


そんならさ。

おっとっと。
なんつって、真ん中で決まりきった姿勢で必死にバランスを保ってるよりも、
端っこ行って見える景色を楽しんだ後は、もう端っこの景色も楽しみたいな。



真ん中じゃぁさ、
ちょっと右やら左やらに重心ずらしただけでアウトだなんてさ。

端っこまで行ったら、
次の機会にはその反対行ってやりゃいいって、
そーゆー話。



好きも、
嫌いも、
するも、
しないも、

行き過ぎないように、
なんてさ、
そんな話、
飽きたよ。



漫画ではさ、
キャラを全部ベタで塗りつぶしてシルエットだけにしても、
それでもどのキャラかわかるくらい描きわけないとダメなんだってさ。



そんな風にできてるかな?
ふと見上げると、
澄んだ空。
星と月がやたらくっきり見える。


いつでも人間の視界は曖昧で、
輪郭なんて何でもぼやけて見えてるのが当たり前だから、
輪郭がはっきり見えてるなんてそれだけのことに無意味に感動したりする。

月だろうと星だろうと、
花だろうと犬だろうと、
鼻だろうと膿だろうと、
胸だろうと君だろうと、
夢だろうと孤独だろうと、
本当はどんなものにもきちんとした輪郭の境目はあって、
それを見るだけの能力ってのが、
俺にも、
君にも、
彼にも彼女にも、
お父さんにもお義母さんにも、
先生にも子分にもアゴ勇にもマンデラにもおしなべて人類というものに備わってないってだけの単純な話。


いつでも俺が見るあのコの姿は輪郭がぼやけた像で、
いつでも彼女が見る彼の姿は輪郭がぼやけた像で、
いつでも希望に胸を膨らませた目に映る世界は輪郭がほやけた像で。



だから。
目をこらしたりとか、
目を塞いだりとか、
そんなこんなの毎日は、
思ってもいないことで泣いたりとか笑ったりとか。

それに対して、
後悔したりとか、
無理矢理自分を曲げようとか人はするけど。

でもさ。
そんなのを超えたトコに喜怒哀楽はあるンだぜ。


俺は希℃愛絡でいつでもいたいな。