厳しいことを言う
フットサル協会は誰のために存在しているのか
今回は少し厳しいことを書きます。
日本には、
フットサルに関係するさまざまな団体があります。

日本サッカー協会
日本フットサル連盟
各地域のサッカー協会やフットサル連盟
Fリーグを運営する団体
フットサル施設に関係する団体
それぞれが大会やリーグの運営、
競技規則の整備、審判や指導者の育成、
代表チームの強化などを担っています。
日本サッカー協会のフットサル公式ページを見ても、
日本代表、全国大会、育成事業など、
競技としてのフットサルを支える活動が
数多く掲載されています。
日本フットサル連盟も、
全国の地域連盟とともに、
フットサルの普及と発展を担うことを
自らの役割として示しています。
各都道府県の協会でも、
大会やリーグだけではなく、
フットサル教室、フェスティバル、
ファミリーフットサルなどが行われています。
東京都サッカー協会は、
年代別大会だけでなく、
フェスティバルや教室を普及事業として
実施していると説明しています。
日本サッカー協会も、
家族や初心者が参加できる
ファミリーフットサルの開催を
都道府県協会に働きかけています。
そのため、
フットサル協会が普及に
全く関わっていないと断定することはできません。
しかし、ここからが私の疑問です。
その普及活動は、
本当に地域の人たちに届いているのでしょうか。
大会やリーグを開催すること
全国大会へつながる予選を運営すること
審判講習会を開催すること
競技レベルの高い選手を育成すること
これらは、
フットサル競技を維持するために必要な活動です。
ただし、
それだけでフットサルの普及と言えるのでしょうか。
大会やリーグは、
すでにフットサルをしている人のための事業です。
審判講習会も、
すでに競技に関わっている人が中心です。
選抜活動や強化事業も、
基本的には競技者を対象としています。
つまり、既存のフットサル関係者を支える活動と、
新しくフットサルを始める人を増やす活動は、
分けて考える必要があります。
私が考える普及とは
フットサルを知らない人に存在を知ってもらうこと
未経験者が安心して参加できる場所をつくること
一人でも参加できる入口を増やすこ
子どもがフットサルを継続できる環境をつくること
女性やシニアが参加できる機会を増やすこと
学校や地域と連携して活動場所を増やすこと
一度参加した人が継続して
プレーできる仕組みをつくること
だと思っています。
年に一度フェスティバルを開催して終わりでは、
本当の意味での普及にはつながりません。
体験した人が、
翌週も翌月もフットサルをできる環境が必要です。
イベントを開催した人数だけではなく
何人が初めてフットサルをしたのか
何人がその後も継続しているのか
新しいチームがいくつ生まれたのか
活動できる地域がどれだけ増えたのか
子どもたちの活動場所がどれだけ増えたのか
そこまで追いかけて、
初めて普及活動と呼べるのではないでしょうか。
協会が普及活動をしていたとしても、
その活動が地域の人に知られていなければ、
やっていないと思われても仕方がありません。
活動内容
参加人数
新規参加者
継続率
今後の目標
こうした情報を、
もっと積極的に公開する必要があります。
大会結果やリーグ順位だけが
並んでいるホームページを見ても、
フットサルを始めたい人は、
自分がどこへ行けばいいのか分かりません。
初心者が参加できる場所はどこなのか。
一人で参加できる活動はあるのか。
子どもがフットサルを続けられる場所はあるのか。
地域の運営者は協会へ相談できるのか。
この入口を分かりやすくすることも、
協会の重要な役割だと思います。
大会を開催することは大切です。
リーグを守ることも必要です。
審判や指導者を育てることも欠かせません。
しかし、それだけでは競技を維持しているだけです。
フットサル人口を増やすためには、
今いる競技者の外側へ出ていかなければなりません。
協会という名前があるだけで、
存在価値が生まれるわけではありません。
その地域でフットサルを始める人が増えたのか。
フットサルを続けられる場所が増えたのか。
子どもたちがフットサルを選択できるようになったのか。
その結果によって、
存在価値は判断されるべきだと思います。
フットサル協会は、
大会を管理するためだけの団体ではないはずです。
競技者を管理する組織から
フットサルを始めたい人を支える組織へ。
すでに関わっている人のためだけではなく
これから出会う人のために動く団体へ。
本当にフットサルの普及を掲げるのであれば、
大会やリーグの開催数ではなく、
新しくフットサルを始めた人の数と、
続けられる環境を増やした実績を示してほしい。
厳しい言い方になりますが
それが見えない状態では、
フットサル協会の存在価値を
疑問視されても仕方がないと私は思います。
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