駅ナンバリング | ドクターイエロー!

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ドクターイエローを中心に、レアな鉄道の情報をお知らせします。

今回は、まず、14日に起こった「熊本地震」で被害にあわれた方に、お悔みを申しあげます。


大切な読者の方もみえる地域ですので、一日も早い復興を祈念したいと思います。


さて、今回のテーマですが、「駅ナンバリング」を取り上げます。

近年の外国人旅行者の増加や、5月にある「伊勢志摩サミット」の関係で、近鉄・名鉄が相次いで「駅ナンバリング」導入しました。


まず、名鉄から見て行きたいと思います。


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これは、名鉄名古屋本線「豊橋駅」の駅名標ですが、ちょっと変わっています。


実はこれは、JRの様式なのです。

左上に「JR東海」の文字が見えます。

名鉄豊橋駅は、JR豊橋駅の3番線を借りている形なので、駅名標もJRの形式なのです。


そして右上には、名鉄のロゴがあって「NH01」の駅ナンバリングが見えます。

「NH」は「名古屋本線」の略だろうと想像がつきます。

このように名鉄のナンバリングのよい所は、日本人にもわかる略号であるという点です。


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こちらは、13日に甲種輸送のあった「東名古屋港」駅の駅名標ですが、「CH01」ですね。

築港(ちくこう)線の駅なので「CH」ですね。

しかし、となりの「大江」駅は「TA03」で、築港線の分岐駅であることがまったくわかりません。


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これは、三河線(通称:海線)の駅ですが、「三河海線」で「MU09」です。

ちなみに山線の方は。「MY」を使っています。

しかしこちらも、分岐の「知立」は、「NH」の記号しかなく、三河線の分岐駅とはわかりません。


そこで、地元住民兼株主である私からの提案です。


分岐駅に、分岐線の記号も入れましょう。

例えば、知立駅は「MU00」「MY00」を追加します。

もちろん「00」の数字は、分岐駅を表します。

大江駅は「CH00」を併記します。

付け加えるだけなら、そんなに経費の増加にはなりませんよ、名鉄さん。


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次は、近鉄です。


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近鉄は、「アルファベット1文字+数字2桁」のナンバリングのようです。


近鉄のナンバリングのよい所は、番号が通しになっていることです。

写真はありませんが、名古屋線「E××」は伊勢中川までですが、この駅で大阪線と合流して「山田線」となります。さらに「鳥羽線~志摩線」となります。

この終点である「賢島」(サミット地域)まで、通し番号になっていて、わかりやすいことです。


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こちらは、「大阪線」の鶴橋駅ですが、「難波・奈良線」のホームには「A04」という表記があり、目的方向がわかるようになっています。


このように、近鉄は分岐駅に2つ(以上)の表記があり、わかりやすくなっています。


一方で少し気になるのが、アルファベットのつけ方です。

名古屋駅の駅員さんに、「なぜ名古屋線は『E××』なのか?」と尋ねましたが「わからない」という返事でした。


そこで自分で想像してみました。

A…難波・奈良線

B…京都・橿原線

C…けいはんな線

D…大阪線

E…名古屋線

以下略


問題は、Cのけいはんな線にあるのかなと思いました。

この線は、大阪市営地下鉄中央線と相互乗り入れをしている関係で、H18年から「C」の記号を使っていたようです。


なので、本来なら「しまかぜ」が走る主要路線である名古屋線が「C」までに入れず「E」になったのではないでしょうか?

近鉄さん、どうでしょうか?


と、いうわけで近鉄は路線とアルファベットの整合性が今一歩だと感じます。


今回は、ことばが多く、読みにくいブログとなりました。

失礼しました。


では、また。