3月11日。
すげー揺れの中で目が覚めてから13日が経った。
ざわついていた世間もなんとなく静かになっていく
まるで次の騒動を待ちわびるように
すたすたと遠ざかる
そしてまた別世界の住人になろうとする
自分の行動と言動が
心のなかと違っても
雰囲気が曖昧にして
言い訳もなく
流されていく
当人さえ
上手く理解出来ない葛藤を
どうして切実に言葉にして
招かせたように仕向けるのか
なにもかもが自分の想像を超えている
でもこの頭で世界のあれこれが想像し理解出来るなら
ミュージシャンは陳腐な歌を歌わなくなるし
教師は生徒をまだ殴っていたし
自動式の缶切りなんて発売されてないし
政治家は2倍増えて
不景気はずっと前からきていたと思う。
つまり複雑なんだよね。
人生って
優劣が酷すぎて
目も当てられなくて
大体はそこで足が止まる
目に入るものだけを見て
手に届くものだけを取り
痛みを嫌う
だから
少しだけ期待して
少しだけ挫折して
少しだけ生きてて
少しだけ死んでる
そんな人生を自分に用意してきた
でもやめた
複雑と向き合うのも
葛藤と上手くつき合うのも
だってもしかしたら今日死ぬかもしれないって本気で思ったから
本当に大事なものなんてほとんどなかったから
それがすっごい悔しかったから。
これからは自分の中のものに出来る限り従っていこうと思います。


12月10日 AM 9:30
目覚め、ゆっくりと体勢を起こす。このダブルベッドとも今日でお別れかぁ。足下でぐちゃぐちゃになっている掛け布団を上半身の方に引き寄せベッドを出た。ベランダに出て全身に日の光を浴びる。今日もグアムは暑く、海は青い、空は晴天。この景色も忘れないよ。さて、お土産買って帰りますかー

AM 11:00
帰りの支度を終えてホテルのロビーに向かう。広いロビーのいくつもあるテーブルは夜になるとノートパソコンと人でいっぱいになる。地元の人が勉強したり、しゃべったりで時間を過ごす場所なんだと思う。もし英語が話せるなら混ざりたかった。チェックアウトをして旅行カバンを預ける。そしてビーチにある店で昼食をする為、ホテルを出た。途中フィルに会う。今日帰るんだ、と言うと
また来いよ 待ってる、と前のようにハイタッチをせがむ。絶対忘れるくせにとは思いながらも、また借りに来る バイバイ。とハイタッチを交わした。グアム最後の食事を終え、当分は見ることが出来ないビーチを脳に焼き付けた。サラサラの砂、涼しい日陰、でかいヒトデ、足の裏を切った貝殻、ビーチバレーのネット、ハンモック、遠くに流されたビーチボール、生温い潮風、、砂浜の花嫁、波の音。本当にリラックスした時間を過ごせた場所だった

AM 12:30
空港に着きバスから荷物をおろす。空港内に入れば、この暑さともおさらばだ。グアムの飲食店は基本的に室内テーブルは禁煙で喫煙テーブルは外に設置されている、なのでホテルとプラザ以外ずっと纏わりついてきた暑さだった。おかげさまで海は気持ちいいし女子は露出多いしで感謝いっぱいです。なんて考えながら帰国する人の後に続いて空港の入り口をくぐった。審査を受けて税関に入る。税関にも色々あったが搭乗までの時間は静かに過ごした。

PM 3:10
搭乗し離陸を待つ。行きとは違い、終わっていく憂鬱感が気を重くした。結局クラブとタロフォフォの滝は行けず終いだったしスカイダイビングも出来なかった。しかし、食べたかったものは食べた。でっかいピザにハンバーガーにホットドッグにサンドイッチにステーキにスペアリブにチキン。ビールもたらふく飲んだ。大した事してないけど、それなりに満足感はある。やっぱり楽園だったなぁ。でも次また来るなら色々調べて、みっちりプラン決めてから来たいなぁ。あっ!ロブスター食べ忘れたー!と気付いた時にはもう飛行機がグアムを飛び立った後だった。

PM 7:30
機内の窓から日本大陸が見えた。3泊4日の旅も終わりを迎えようとしている。明日から、今まで通りの日常が帰ってくるわけだ。でも海外を経験した。大袈裟に聞こえるかも知れないけど確かに国と国を渡った。たかがグアムと言う人もいると思う、でも海外旅行へのハードルが少し下がったのは事実で、色々な国の色々な場所に行きたいとか日本国内も色々行ってみたいとかを思えただけでもグアム行って良かったと思う。そんな事を、シートベルト解除のランプが点くまでなんとなく考えていた。飛行機から降りて荷物を取る。税関を抜けてカバンから上着を取り出し外に出た。寒い。それはグアムの暑さを一気に忘れさせた。送迎車を待つ間、防寒性の低い上着が徐々に体温を奪っていった。ただ、寒さで体を揺するたびに痛みを感じる肩だけは熱をもっていた。やっと着いた送迎車に乗り込み、運転手におかえりなさいと言われたので、ただいまーと返した。

あっというまに終わってしまったグアム旅行でした。

では。

12月9日 AM 7:00
アキラの運転する4WDの2列目のシートに座っていた。通り過ぎる景色。見慣れない街並み。ホテル周辺には無い生活感のある民家。黄色のスクールバス。常夏のグアムとはいえ、朝は少し肌寒い。なのに窓は全開。アキラは片腕を窓から出して
日本にはサーフィンしに行った事があるとか、グアムでも美味しい日本料理が食べられる店があるとか、僕は常にポジティブシンキングなんだとかを、軽いジェスチャーをしながら上機嫌で話す。サービスなのか性分なのか知らないが、正直同じテンションで話が出来るほど浮かれていなかった。その理由は、車に乗ってから30分は経つのに未だにプランの説明は無い。ほとんど受け身で進む適当な会話もアキラの話すネタが無くなり無言の状態がきつくなってきた頃だった、辺りの景色が変わっていく。民家や標識や電柱などは減っていき気付けば木々と少し遠くにある海とアキラの後頭部が視界を支配していた。アキラの後頭部を抜けば小高い山の上から見た景色は絶景。人間の手が加えられてない自然。その中にある洞窟を目指し4WDは獣道に入った。舗装されていない自然の階段はとにかく揺れる、さらに窓から木の枝や葉が入るわで車内騒然。これもアトラクションと、はしゃぐアキラ。ギシギシ嫌な音をたてながら4WDがさらに奥へ進むと、少し開けた平地に出た。はい到着だよ、という声に辺りを見回すと豪快に成長した木々の間で、洞窟は静かに口を開いていた。

AM 9:50
ホテルの前でアキラに別れを告げて、部屋に戻った。ベランダから見る街は、今朝とは違い観光客で賑わっている。今日は一段と暑いな。身支度をしてビーチに向かった。

AM 12:00
昨日より早めにビーチから上がりシャワーを浴びた。なぜなら午後は聖母マリア大聖堂に行ってステンドグラスを見る為だ。適当な店で昼食を済ませバス停に急いだ。まず赤いシャトルバスに乗ってグアムプレミアムアウトレットまで行く、次にそこから出るレオパレス行きのバスに乗り換え1つ目のバス停で降りれば歩いて行ける距離。赤いシャトルバスの運転手はかなりハイな奴で運転荒かったなぁ。目的のバス停で降りて地図を広げながら車道の方に向かう。なんとか迷わず大聖堂らしき建物を視界に捉える事が出来た、しかし大勢の人も見えた。近づくにつれて人が増える。大聖堂の目の前に着いた時には地元の人や学生服を着た集団の中に混じって日本人が、ぽつんと立っている状況になった。大聖堂の上で神父が演説をしている。
そこの場違いな日本人は帰れ!!
と怒鳴られるんじゃないか不安になったのでステンドグラスは泣く泣く諦めその場を後にした。バス停まで戻ってガイドを開くと小さく12月9日休みと記載されていました。年に1回の休みに当たる運の悪さと行く前に調べなかった自分を呪った。

PM 3:00
宿泊ホテル近くのバス停で降りた。とうとう予定が無くなった。仕様がないので明日の帰国前に買うはずだったお土産を買いにプラザを回った。せっかくの旅行なのに3日間同じような事ばかりしている。グアムまで来て、このループ感を味わうとは思わなかった。

PM 8:00
これまでは食べる中心に食事をしていたから、それほどビールは胃に入らなかった。しかし今夜は違う。グアム最後の夜だから今夜は飲んでやると決めた。場所に悩むのが面倒で昨日夕食を食べた店にした。バドワイザーとフライドポテトを頼み、夜のグアムを眺めていた。日が落ちても蒸し暑い街、華やかにライトアップされたプラザとホテル、やたら鳴るクラクションに通り過ぎる車から聞こえる大音量の音楽と止まない人の足音、近くの席から聞こえる笑い声、歩道を歩く恋人はいつも以上にくっつき合っているように見える、それと満足そうに両肩から買い物袋をぶら下げた女子たち、ベンチに座る男達は目をギラつかせる、空を見上げれば薄い黒に弱く光る星と月。アキラが永住したーいと朝から叫ぶのも少しわかった
。なんとなく名残惜しい夜でした。

では。