ICCMO国際学会にて講演しました | 深水院長の歯科ブログ!

深水院長の歯科ブログ!

マイクロスコープによる歯科治療の普及率を上げるために!

 

 

先週末、私が所属しておりますICCMO(International College of Cranio-Mandibular Orthopedics)国際顎頭蓋機能学会の国際学会にて講演を行いました。この学会は分かりやすく言いますと、K7という噛み合わせの機器を臨床で使用しているユーザーの先生方の学会です。ニューロマスキュラーという筋肉をベースにした咬合理論をもとに臨床を行うのですが、この考え方はもう歴史が古く、1972年にアメリカのBernard Jankelson先生が提唱して、もう50年近く経っております。私はこの理論を私の以前の上司である池田正人先生に教えて頂き、それをもとに臨床をやってきました。今回、そのICCMO国際学会で発表したのですが、本来はNY現地で開催される予定でした。しかしコロナのため、現地開催が叶わず、Webにて行われました。NYに行く気満々でしたが、結局叶わず残念でした・・・。

私は今回睡眠時無呼吸のテーマで発表を行いました。他の海外の先生方も数人同じテーマで発表を行っており、最近の話題のトピックだなと感じました。やはりCTの分析が進歩し、歯だけでなく、気道や頭蓋全体を計測できるようになったことで、以前では分からなかったことが分かるようになったからだと思います。これからはAirway 気道確保を考慮した歯科治療を確立したいと自分は考えています。まだまだ分からないことが多いですが、残りの歯科医師人生(あと30年くらいかな)で何かしら形に残せると嬉しいなと最近は考えております。