書記官の人数が異様に多いような気がしながら、証言台へそのまま進みました。
傍聴席は先のスペース、あちら側には行きたくなかった私。
もうこれが、最後であってほしいと切に願いました。
裁判官から、すぐに全員が揃った話を切り出され、開始の合図がありました。
私の心の中は、無です。
でもこの状態で居れたことは、被告の前に姿が見えない衝立があったからと、被告の周りを男性書記官で固めてくれてたからでしょうか。
裁判所の最大限の配慮を感じました。
必ずこうしてくれるわけではないと思いますし、希望を出したわけでもなければ予想もしていなかったので、あくまで第三者として読んでいただけましたら。
尋問は、今から発言する内容に嘘偽りがないことを初めに宣誓させられます。一応、嘘がわかった場合は科料になります。著しい嘘や進行を妨げたり、裁判官の心象を著しく悪くすればあるかもですね。
この宣誓文を全て読み上げないといけないのですが、私は法廷に入ってから初めて声を出したのがこの宣誓をした時です。
被告は私の声を久しぶりに聞いて、どう感じていたのでしょうか。真相はわかりません。
元は好きで交際して結婚に至った夫婦の末路が、法廷での対立する立場だなんて、誰も想像しないと思います。
そういう意味では、離婚訴訟は一番残酷で厄介な裁判です。
有罪無罪を決める内容がない分、お互いの主張の折り合いを見つける場所。
見つけられなければ、強制的に下される。
判決離婚に至った場合、ほとんとが命令を無視します。守られることは奇跡のお話で、僅かでしょう。
離婚訴訟は、最大の心理戦です。
判決になるのか、和解になるのかは、一つ一つのその時の決断が直結するので余計なことは話さないことです。
自分がどちらの決定を求めているのか、はっきりとはわからなくても心の中での留め方次第で、尋問の持って行き方は変わります。
自分の芯が問われる場所でもある。
本人尋問は、原則双方に20分ずつを配分されています。延長されることも中にはあるでしょう。
私の原告としての尋問時間は、この宣誓が終わってから約2時間ほどでした。
気付けば2時間、私は証言台に居ました。