夫は私と別居してから、
ううん、ラインから察するに、家庭内別居状態になった1年以上前から、希死念慮(自殺念慮)を持っていました。
希死念慮とは、「死にたいと願う気持ち」のことです。
これまでに、
「死にたい」
と考えたことは一度もない、という方は、一生のうちで一度も、希死念慮という言葉に出会わず、過ごすかもしれません。
希死念慮があると、死ぬための情報を集めたり、計画を立てたり、死の準備に入ります。
夫も、いろいろな計画を立てていたそぶりがあり、巻き込まれるのでは? という恐怖で別居を選んだ、という背景もあります。
一例ですが、共通のショッピングアカウントの閲覧履歴に、ガソリンの携行缶が入っていました。自宅に火でも巻かれたらと思うと恐ろしく、夫のメンタルが危険とは分かっていながらも、まず自分と子どもをどうしたら守れるか、という気持ちで震えていました。
本当に購入したら、そのときは家を出る、と決めていたのですが、このときは購入にいたりませんでした。
その他にも、閲覧履歴に七輪、自死マニュアル系の本などが入っていた時もあります。こちらも購入にはいたらず、
🐙「目にした私を不安にさせるため?」
と最初は思っていました。
でも、その後自死してしまったことを考えると、夫の場合は死にたい気持ちが強くなったり弱くなったり、日によって揺れていて、強いときにはそっち方面に関心が強くなるんだろうなと、今では思います。
希死念慮を持つのは死の間際にいる人?
夫の例もそうですが、希死念慮がある=深く死について考えている人。
人生に限界を感じている場合に起きるのでは? と考えがちです。
ですが実際は、突発的に訪れる希死念慮もたくさnあります。
以前紹介した、夫が自死した話をマンガにした「自殺遺族になっちゃった」にも、突発的な描写がありました。
普段は明るくて、強く生きている友人も、急にスイッチが入って、子どもが止めなかったら死んでいたかもしれない、そんな体験があるそうです。
頑張っている人ほど、急に目標がなくなったり、頑張った分が返ってこなかったり、未来がみえなくなったり、というとき、死に傾きがちです。
希死念慮が頭をよぎったとき、踏みとどまるのに必要なのは、話せる相手の存在だといいます。
やばいかも、と思ったら、家族や友人に連絡する、心療内科を受診する、相談窓口を利用する、といった方法で、一度気持ちを落ち着かせてください。
誰にも言えないけれど誰かに聞いて欲しい。それなら私でも大丈夫です。
自死遺族だから寄り添えることもあるのかな、と思います。、今つらい状況にいて、誰にも話せず悩んでいるなら、お気軽にコメントやメッセージをお寄せください。